サロン・デュ・ショコラ公式サイトの福岡/岩田屋本館7階の会場で見つけた洗練ショコラを、ピックアップ!で「6種の素材の味が欲張りに楽しめる、宝石箱のような一品です。」と紹介されていた、1942年創業の福岡のChocolate Shopのカラフルde生チョコ
今年は他のブランドを沢山買ってしまったので止めておこうかと思ったのですが、他の買い物で三越に寄った時にバレンタインの催事場を通り抜けていたらブースを見かけて、チョコレートショップといえば”博多の石畳”というプレーンな生チョコ(同名のケーキも有り)をイメージするのですが、昨年もバレンタイン時期に生チョコのアソートが販売されていて気になって、この時期限定のようなのでつい買ってしまいました(*ノ ノ)ポッ 笑
チョコレートショップは、初代の佐野源作氏がヨーロッパに渡って学び1939年にお店を開いたのですが、当時敵性語として外国語の使用は禁止されており、チョコレートの文字を入れて看板を掲げることは叶わず、42年に徴兵され、生きて還って来れたらチョコレートショップという名で店を再開しようと覚悟を決め、敢えてその日を店の創業と定めて、45年に終戦で帰還してこの名でお店を再開したそうです
でも時代が時代なので、いくら美味しくてもコッペパン15円の頃にトリュフ1個100円では誰も見向きせず、食卓には毎日売れ残ったチョコ…そして防腐剤も添加物も使用しないので日持ちせず、それが分からずにカビが生えると怒鳴り込まれ、源作氏のチョコレート作りの想いとはまったく逆の大量生産・大量消費の時代へ…と、大変な時代を経て70周年も過ぎた老舗のお店で、現在は息子の佐野隆氏が2代目となり、今では支店が出来たりテレビや雑誌で紹介されたり、出産祝い~結婚祝いまで成長と共に過ごしてきた方も居たりと地元民に愛されていて、私も初めて有名どころのブランドチョコを食べた時は美味しいと思っても感動するほどではなかったのですが、このチョコレートショップのチョコを頂いた時に感動して、余計チョコレートが好きになりました
本店は博多区綱場町という地下鉄でいうと中洲川端と呉服町の間にあり、方向音痴な私は初めて本店に行った時は迷子になりましたが(笑、今は博多駅のアミュプラザや、天神のソラリアプラザにもあるので、市内でも交通の要になっている場所でアクセスしやすいですし、県外の方で出張や観光で来られた時にはお勧めしたいお店で、ケーキやクッキー等他の物も作られているのですが、本店はきちんとショコラ専用の温度管理された部屋もあって、アソートBOX以外にも自分の好みで選んで詰め合わせてもらえます
コットンパールのような質感の優しい光沢のオフホワイトの箱に、淡い色合いでカラフルな生チョコがデザインされています
両サイドをチョコレートショップのマーク入りシールで留めてあります
蓋を開けると白いピックと、「6種の風味豊かな生チョコの味をお楽しみください」という 味と配置が書かれた紙が入っているのですが、裏面は無地で詳しい説明はありません
説明書きの下は、茶色のグラシン紙で上下と左右から2枚で包まれています
カラフルde生チョコ
「フルーティーマンゴー・いちごミルク・クリーム抹茶・ビタースイート×各3個 アールグレイ・きなこ×各2個
皆様からのリクエストにお応えして、バラエティーにとんだ生チョコの詰合わせをご用意しました。彼と一緒に食べ比べも楽しみですね!!」
フルーティーマンゴー・いちごミルク・クリーム抹茶
フルーティーマンゴーは、フルーティーというよりミルク感が強いですが、マンゴーの味もちゃんとあって癖が無く甘く優しい味わいです
いちごミルクの方がフルーティーと付けていい位しっかりイチゴの味がして、ミルキーで甘みも強く、正しく”いちごミルク”という子供が好みそうな可愛らしい味です
クリーム抹茶はほのかに抹茶の香りも感じられ、砂糖の入った甘いグリーンティーというよりは、抹茶+ミルクがメインで砂糖は控え目に感じる味で、抹茶の渋みも少し感じられるので落ち着けます
アールグレイ・ビタースイート・きなこ
アールグレイはアールグレイらしい良い香りがして、少しミルクを入れた優しい紅茶といった感覚ですが、紅茶の風味はしっかりあって美味しいです
ビタースイートだけ周りはココアパウダーなのでカカオの香りがして口に入れた瞬間は苦味がありますが、甘さもありつつビター感があって、後に引くほど強くはないのですが洋酒の風味も感じられるのでちょっと大人な味わいです
きなこは大豆の香ばしさ半分・ミルキーな味わい半分といった感じの甘くまったりした味で、緑茶と合いそうです
やっぱり定番のビタースイートが好みですが、アールグレイも風味が出ていて美味しかったし、通常の生チョコより小さな1.5cm角のサイズなので食べやすく、名前の通りカラフルで見た目にも楽しめました
商品名:~カラフル de 生チョコ~
名称:生チョコレート
原材料名:カカオバター、砂糖、生クリーム、全粉乳、カカオマス、粉末水飴、マンゴー、脱脂粉乳、きなこ、洋酒、粉乳、抹茶、ココア、紅茶、苺、乳化剤(大豆由来を含む)、香料、酸味料、着色料(紅花黄、野菜色素、赤102、カラメル)
内容量:ビタースイート、きなこ×各2個 クリーム抹茶、いちごミルク、フルーティーマンゴー、アールグレイ×各3個
※要冷蔵 冷蔵庫(10℃以下)で保存
840円/三越 バレンタイン催事場
↑ラベルの内容量の方が間違いで、同封の説明書き通りアールグレイが2個、ビタースイートが3個入りの計16個です
白地×臙脂色の文字のビニールバッグに入れた後、更に紙袋に入れてくださったので2種あるのですが、ショップバッグはこれと違うタイプの紙袋もあったりします
クラフト紙の色合いを活かした茶色の紙袋は持ち手も紙製の簡易タイプで、右上にはお菓子のイラストに混ざってお店のマークやchocolateshopの文字が混ざっていて、ハートを模ってあって可愛らしいです
「博多のチョコのはじまりどころ」
データが消えてしまい今までのチョコレートショップの写真が無いのですが、初めにちらっと書いた定番の生チョコと同じ名前の博多の石畳というケーキもあって、オンラインショップでは定番フレーバー(チョコスポンジ・チョコムース・生クリームなど5層に重ねて薄いチョコレートで覆ったふわっふわのケーキ)の大サイズしか取扱いがないのですが、博多駅のアミュプラザにある博多の石畳店ではこのカラフルde生チョコのように、フランボワーズやオレンジ味等、赤・ピンク・黄色・緑…とキューブ型でカラフルに色んなフレーバーの取り扱いがあるので、そちらもオススメです
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