*choco×choco*

※スマートフォンからだと一部表示できない文字がある様なので、閲覧の際はご注意くださいませ…   チョコレート関係の写真整理用記録ブログですφ(ΦωΦ*)  始めたばかりなので色々と変わるかもしれませんが、まったり更新中♪  チョコレートはビター派(60~85%位)だけどコーヒーは甘くしないと飲めないので苦味に強いわけではなく、塩分は薄めが好みで酸味には強いのですが、唐辛子は大丈夫でも辛子・山葵などは食べれず、アルコールは梅酒を好む位でビール・ワイン・日本酒系は飲めないような嗜好なので、味覚の離れている方は参考にならなかったらすみません(;Φωl壁  また、味ものは桃や抹茶系を好む位なので、ホワイト・イチゴ等他のフレーバーのチョコは少なめだと思います(ΦωΦ;)  そして特に気になったものや、お土産物などのチョコ以外の物もあったり…(Φωl壁  携帯・スマホでの撮影のため特に昔の写真は画質が悪く参考にならないかもしれませんし、専門知識も無くだらだらと書いているので見難いものが多いかと思いますが、ごゆっくりどうぞ(*ΦωΦ)っ旦~   *2013.10.20*

タグ:マンゴー

今月末までのお知らせがあるので先にこちらから…ビヨンセ&チョコ好きで福岡に住んでいる方は、本文飛ばして続きを読むからチェック、もしくはビヨンセ 福岡限定企画をご覧ください


サロン・デュ・ショコラ公式サイトの福岡/岩田屋本館7階の会場で見つけた洗練ショコラを、ピックアップ!で「6種の素材の味が欲張りに楽しめる、宝石箱のような一品です。」と紹介されていた、1942年創業の福岡のChocolate Shopのカラフルde生チョコ
今年は他のブランドを沢山買ってしまったので止めておこうかと思ったのですが、他の買い物で三越に寄った時にバレンタインの催事場を通り抜けていたらブースを見かけて、チョコレートショップといえば”博多の石畳”というプレーンな生チョコ(同名のケーキも有り)をイメージするのですが、昨年もバレンタイン時期に生チョコのアソートが販売されていて気になって、この時期限定のようなのでつい買ってしまいました(*ノ ノ)ポッ 笑

チョコレートショップは、初代の佐野源作氏がヨーロッパに渡って学び1939年にお店を開いたのですが、当時敵性語として外国語の使用は禁止されており、チョコレートの文字を入れて看板を掲げることは叶わず、42年に徴兵され、生きて還って来れたらチョコレートショップという名で店を再開しようと覚悟を決め、敢えてその日を店の創業と定めて、45年に終戦で帰還してこの名でお店を再開したそうです
でも時代が時代なので、いくら美味しくてもコッペパン15円の頃にトリュフ1個100円では誰も見向きせず、食卓には毎日売れ残ったチョコ…そして防腐剤も添加物も使用しないので日持ちせず、それが分からずにカビが生えると怒鳴り込まれ、源作氏のチョコレート作りの想いとはまったく逆の大量生産・大量消費の時代へ…と、大変な時代を経て70周年も過ぎた老舗のお店で、現在は息子の佐野隆氏が2代目となり、今では支店が出来たりテレビや雑誌で紹介されたり、出産祝い~結婚祝いまで成長と共に過ごしてきた方も居たりと地元民に愛されていて、私も初めて有名どころのブランドチョコを食べた時は美味しいと思っても感動するほどではなかったのですが、このチョコレートショップのチョコを頂いた時に感動して、余計チョコレートが好きになりました
本店は博多区綱場町という地下鉄でいうと中洲川端と呉服町の間にあり、方向音痴な私は初めて本店に行った時は迷子になりましたが(笑、今は博多駅のアミュプラザや、天神のソラリアプラザにもあるので、市内でも交通の要になっている場所でアクセスしやすいですし、県外の方で出張や観光で来られた時にはお勧めしたいお店で、ケーキやクッキー等他の物も作られているのですが、本店はきちんとショコラ専用の温度管理された部屋もあって、アソートBOX以外にも自分の好みで選んで詰め合わせてもらえます

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コットンパールのような質感の優しい光沢のオフホワイトの箱に、淡い色合いでカラフルな生チョコがデザインされています
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両サイドをチョコレートショップのマーク入りシールで留めてあります
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蓋を開けると白いピックと、「6種の風味豊かな生チョコの味をお楽しみください」という 味と配置が書かれた紙が入っているのですが、裏面は無地で詳しい説明はありません
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説明書きの下は、茶色のグラシン紙で上下と左右から2枚で包まれています
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カラフルde生チョコ
「フルーティーマンゴー・いちごミルク・クリーム抹茶・ビタースイート×各3個 アールグレイ・きなこ×各2個
皆様からのリクエストにお応えして、バラエティーにとんだ生チョコの詰合わせをご用意しました。彼と一緒に食べ比べも楽しみですね!!」



フルーティーマンゴー・いちごミルク・クリーム抹茶
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フルーティーマンゴーは、フルーティーというよりミルク感が強いですが、マンゴーの味もちゃんとあって癖が無く甘く優しい味わいです
いちごミルクの方がフルーティーと付けていい位しっかりイチゴの味がして、ミルキーで甘みも強く、正しく”いちごミルク”という子供が好みそうな可愛らしい味です
クリーム抹茶はほのかに抹茶の香りも感じられ、砂糖の入った甘いグリーンティーというよりは、抹茶+ミルクがメインで砂糖は控え目に感じる味で、抹茶の渋みも少し感じられるので落ち着けます


アールグレイ・ビタースイート・きなこ
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アールグレイはアールグレイらしい良い香りがして、少しミルクを入れた優しい紅茶といった感覚ですが、紅茶の風味はしっかりあって美味しいです
ビタースイートだけ周りはココアパウダーなのでカカオの香りがして口に入れた瞬間は苦味がありますが、甘さもありつつビター感があって、後に引くほど強くはないのですが洋酒の風味も感じられるのでちょっと大人な味わいです
きなこは大豆の香ばしさ半分・ミルキーな味わい半分といった感じの甘くまったりした味で、緑茶と合いそうです


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やっぱり定番のビタースイートが好みですが、アールグレイも風味が出ていて美味しかったし、通常の生チョコより小さな1.5cm角のサイズなので食べやすく、名前の通りカラフルで見た目にも楽しめました



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商品名:~カラフル de 生チョコ~
名称:生チョコレート
原材料名:カカオバター、砂糖、生クリーム、全粉乳、カカオマス、粉末水飴、マンゴー、脱脂粉乳、きなこ、洋酒、粉乳、抹茶、ココア、紅茶、苺、乳化剤(大豆由来を含む)、香料、酸味料、着色料(紅花黄、野菜色素、赤102、カラメル)
内容量:ビタースイート、きなこ×各2個 クリーム抹茶、いちごミルク、フルーティーマンゴー、アールグレイ×各3個
※要冷蔵 冷蔵庫(10℃以下)で保存
840円/三越 バレンタイン催事場

↑ラベルの内容量の方が間違いで、同封の説明書き通りアールグレイが2個、ビタースイートが3個入りの計16個です



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白地×臙脂色の文字のビニールバッグに入れた後、更に紙袋に入れてくださったので2種あるのですが、ショップバッグはこれと違うタイプの紙袋もあったりします
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クラフト紙の色合いを活かした茶色の紙袋は持ち手も紙製の簡易タイプで、右上にはお菓子のイラストに混ざってお店のマークやchocolateshopの文字が混ざっていて、ハートを模ってあって可愛らしいです
「博多のチョコのはじまりどころ」
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データが消えてしまい今までのチョコレートショップの写真が無いのですが、初めにちらっと書いた定番の生チョコと同じ名前の博多の石畳というケーキもあって、オンラインショップでは定番フレーバー(チョコスポンジ・チョコムース・生クリームなど5層に重ねて薄いチョコレートで覆ったふわっふわのケーキ)の大サイズしか取扱いがないのですが、博多駅のアミュプラザにある博多の石畳店ではこのカラフルde生チョコのように、フランボワーズやオレンジ味等、赤・ピンク・黄色・緑…とキューブ型でカラフルに色んなフレーバーの取り扱いがあるので、そちらもオススメです


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 Happy Valentine

2/1福岡の初日に買いに行ったのに、翌日から風邪を引き、喉の痛みが酷くて声もあまり出ない状態だったので、喉の痛い時にはチョコレート等の刺激物はいけないという事で我慢していて…(´・ω・`)
それでも悪化していく一方だったんですが、やっと咳くらいに治まってきたし、2週間経つと賞味期限が迫ったものが多くなったので、とりあえず賞味期限が一番近いセレクションボックスからいってみます
初日に10種ほど買ってきたのですが、日持ちが短いものや悩んで保留にしてたものを後から買い足したり、売り切れで再度行きついでに買ってしまったり、他の所で予約していたものもあったりだったので、これから暫くはバレンタインの戦利品続きになりそうです


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SELECTION La Magie(セレクション・ラ・マジ)
ショコラの「マジ」は無限大。
スーパーショコラティエたちが子供の頃に描いた、夢のようなショコラの世界。はたまた、ショコラがくれる、果てしないイマジネーション。今年の東京サロン・デュ・ショコラのテーマ「ラ・マジ」を、15人のショコラティエたちが、それぞれ、1粒のボンボンショコラで表現した限定BOX。魔法使いに扮した彼らが飛び出してくるユーモアたっぷりの箱のデザインも見逃せない楽しさ。食べた瞬間に、あなたにとびきりの魔法をかけてくれるショコラの美味しさは、まさにイリュージョン!!』
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側面からゴムで留めてあり、背表紙にも”La Magie”と書かれていて、端には参加者の名前が並んでいます

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画像や会場でご覧になった方も多いと思うのですが、セレクション・ラ・マジは飛び出す絵本みたいな仕掛けが仕込まれています
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表から見るとパティシエ・裏から見ると魔法使いなショコラティエさん達が出てくるんですが、人によって色が異なるのでカラフルで、背景がチョコレート柄なのも可愛いです
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蓋を開けると焦げ茶色の包装紙に包まれていて、内蓋の上に説明書きが入っています
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そしていよいよご対面!と思ったら、ご丁寧に透明フィルムが
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左上から…
A.レクスプロジオン〈セバスチャン・ブイエ〉
B.ガナッシュ エキゾチック〈パスカル・ル・ガック〉
C.カルチュール・テ アールグレイティー〈ファブリス・ジロット〉
D.マジック〈ジャン=ポール・エヴァン〉
E.バナーヌ〈クリスチャン・カンプリニ〉
F.オランジュ〈パティスリー・サダハル・アオキ・パリ〉
G.キャラメル・パッション〈フィリップ・ベル〉
H.プラリネ ピエモン〈オテル・デュ・キャップ- エデン-ロック〉
I.プラリネ ノワゼット〈ジャン=シャルル・ロシュー〉
J.マジ〈アルノー・ラエール〉
K.イゾルデ〈アンリ・ルル-〉
L.スフェール・ミエール〈ユーゴ&ヴィクトール〉
M.フランス〈フレデリック・アヴェッカー〉
N.サスペンス〈フランク・ケストナー〉
O.秋のカフェ〈クリスティーヌ・フェルベール〉

『※一部内容の変更について
I.「プラリネ セザム」は、原料調達・輸入の都合により「プラリネ ノワゼット」に変更となりました。見た目の変更はございません。
O.「秋のカフェ」は、製造の都合によりデザインが変更となりました。味の変更はございません。
(伊勢丹新宿店会場販売のみの変更となります)

※セレクションボックス(ラ・マジ、オリジン・フランス、チャリティ、レの4種類)は専用ブースでの販売となります。他ブランドと一緒にご購入はできませんのでご了承ください。
※セレクションボックスは海外より輸入したショコラ(一部を除く)を日本国内で詰合せております。店頭でのご予約・お取置きは承っておりません。ご了承ください。』

ということで、一気に食べるのも勿体ないのでAから順に少しずつ追記していきたいと思います...φ(Φωl壁
『』内はサロン・デュ・ショコラ2014公式サイトの紹介文です

C.C.C・・・1881年に発足したショコラ愛好家の会「Club des Croqueurs de Chocolat(クラブ・デ・クロクール・ドゥ・ショコラ=チョコレートをかじる人たちのクラブ)」の略。著名人や政治家、ジャーナリストなど定員150人限定のクラブで、年に何度もショコラのテイスティングを行い、毎年、優秀なショコラテエ・ベスト150を格付けと共にガイドブックにまとめている。なお、最優秀ショコラティエはパリのSDCで発表される。

M.O.F.・・・フランス国家最高職人の称号「Meilleur Ouvrier de France」の略。職人の技術保護のために1924年に制定され、その職種は料理以外にも植木や美容師、ガーデニングなど約180種にわたる。3年ごとのコンクール方式。「ショコラティエ」部門は1992年に新設され、2013年現在19人のみ。

ルレ・デセール・・・パティシエ(ショコラティエ)により、「最高の菓子作り」のための意見交換を主な目的として1981年に設立された協会。ヨーロッパを中心に世界15カ国、87名のパティシエが加盟。メンバーになるためには、既存メンバー2名からの推薦とメンバーの前でのプレゼンテーションを経て選出される。「品質」「交換」「友情」を理念に掲げ、春と秋に行われる2回のセミナーを通してパティシエ同士の交流を深めている。現会長はフレデリック・カッセル氏。副会長はピエール・エルメ氏が務める。



レクスプロジオン〈セバスチャン・ブイエ Sébastien BOUILLET
「マジックを見たときの驚きと感動を、パチパチと口の中ではじけるペタゼタを使って表現」
ファッショナブルに美味しさの王道を行く。
ショコラで表現するレコードディスクやハイヒール。美味しさはもちろんのこと、女ゴコロ、ショコラファンゴコロを、ビジュアルで瞬時に捕らえる腕も天下一品。毎回「おっ! そう来ましたか! 」とアイデアにあふれたショコラの数々をクリエーションしてくれるおしゃれなメゾン。このワクワク感こそ、ブイエ・マジック!
現在リヨンに5店舗を構える人気ブランド。2004年にルレ・デセール会員。2007年に東京に進出し、ショコラの専門店を2010年にリヨンで初展開。』
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香りは強くなく、カカオの香りもするんですが緑茶や抹茶みたいな日本茶のような落ち着く感じがあります
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名前も爆発(エクスプロジオン)から来てる様で説明書きが気になるところですが、切っても香りも強くないし、断面を見ても普通のチョコっぽい感じで…(ΦωΦ?)
でも、上に乗っているのが気になって少しだけトッピングを齧ってみたら、本当にパチパチなってビックリΣ(ΦωΦ)笑
周りはビターで落ち着いた味なんですが、パチパチに驚いてる間に溶けてしまって(笑、中のプラリネは強すぎず弱すぎず調度いい感じで、甘さ控え目でミルキーな優しい味なのに最後までパチパチと続いて面白いです
ショコラティエさんの作るものを駄菓子と一緒にしてはいけないですが、昔駄菓子屋さんにあった炭酸を粉にしたみたいなパチパチなるお菓子の様な感覚で、でもショコラティエさんの手にかかると上品にまとまるのが凄いなぁと思いました
公式ムックによると「みんなが僕のチョコレートを見て驚いたり、発見してくれるっていうことが、僕にとってはチョコレートの魔法ですね。予想外のびっくりするようなこと。どこか別の世界に連れて行ってくれるっていうことなんです。」ということで、アナスイとのコラボや靴型・口紅型・CD型のチョコなど見た目にも楽しめるチョコが多かったです



ガナッシュ エキゾチック〈パスカル・ル・ガック Pascal Le Gac
「「ルドゥドゥ」というフルーツ味のキャンディにインスピレーションを得た一粒」
魔法にかかって、30年経ちました。
「食と仕事への情熱を与えてくれた。これがショコラの魔法でしょうか?」ル・ガック氏はパティシエとしてまず働き始め、そこでショコラの魅力と出逢い、魔法にかかってしまったとか。「30年も前のことですが、それでこの職業を選び、それが今も続いている。これってマジでしょう?」志を継続している男性ってやっぱりステキ。
パリの名店「メゾン・デュ・ショコラ」に在籍25年。エグゼクティブクリエイターに就任したのち2008年に独立。C.C.C.の5タブレットを5年連続獲得。』
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白とサーモンピンクみたいな可愛らしい淡い色合いのラインが交差していてオシャレです
こちらも香りは強くなくてレクスプロジオンと似たような日本茶のような香りで、少しスパイスが入ってそうな感じもあるんですが、そういえば箱全体にスパイシーな香りが漂っていたので、先程のレクスプロジオンにしても他の香りが移ってそうな気も…(ΦωΦ;)笑
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こちらはナイフが入りやすく、中のフィリングが凄く密で、フルーツ果肉でも入ってるんじゃ?というような瑞々しさというのか、滑らかだけどじわ~っとゆっくり溶けていき、説明にキャンディーに~とあるのでもっと甘ったるいのを想像していたのですが、味ではなく溶け方がキャンディーみたいな楽しみ方が出来るんですね~
周りは少しスパイシーかな~と思っていたら、マンゴーのようなトロピカルな味わいで、長く楽しめてチョコにしては舌触りが面白いです
こちらはボンボンショコラ詰め合わせにも入っていて、ムックを見ていたらパッションフルーツとマンゴーとココナッツのガナッシュという事で、幼少の頃に食べたベルランゴなどフランスの昔ながらのキャンディーのイメージで、ココナッツの割合が一番多いということでした
ル・ガック氏にとっては、カカオ豆がチョコレートに変わり、そこから板チョコやボンボンショコラに形を変えて生まれ変わっていくことや、情熱を持たせてくれた素材ということからもチョコレートの存在自体が魔法のようで、毎日が魔法の中にいるような気持ちで生きている、ということです



カルチュール・テ アールグレイティー〈ファブリス・ジロット FABRICE GILLOTTE
「アールグレイティーのゼリーをアールグレイティーのガナッシュで挟んだ3層のチョコレート」
ショコラにまつわるすべてがマジ。
「ゼロからすべてを作り出すでしょ。ショコラのクリエーションはマジだよ。」 食感、素材の組合せ、視覚的な効果をトータルで表現して、お客さまに食べていただくまでの過程のすべてがマジ。「自分とチョコの出逢いも、家族の協力もマジだね。」独自の世界観をファミリーで進化させ続けている。
16才から修行。26才で当時史上最年少のM.O.F.を取得。2008年以来、6年連続でC.C.C. が選ぶ最高のショコラティエの1人に選出。味だけでなくデザイン性にも評価が高い。』
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表面の模様は紅茶の色×葉っぱのイメージなんでしょうか?
やはりこれも似た香りに…全体的に一緒に入っているモノに毒されているようです(ΦωΦ;)笑
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説明の3層というのを見たかったんですが、パキパキと割れてしまい写真では上手く撮れず…1粒ずつだとやり直しもきかないのが悲しいデスネ
「ほのかなベルガモットの香りと、芳醇な春のダージリン」ということで、表面はパリッと音がするほどの薄さですがビター感があって、紅茶の香りや味は強くはないけれどカカオだけじゃない程良さで、ガナッシュとゼリーだと口の中に残る時間が違うので、アールグレイが増したりカカオがきたりと味わいの変化とそれぞれの味も楽しめて、最後はビター感が残って好みでした(*´∀`*)
カルチュール・テのアールグレイと抹茶が気になっていたので、セレクションボックスに入っているの忘れて買おうかと見ていたのですが結局別のを買ってしまって、結果的にこっちで味わえたので良かったです

カルチュール・テは英国のアールグレイ、日本の抹茶、ロシアのシトラスフレーバーティー、アラブのミントティーをイメージした4種あるのですが、お茶は世界で一番飲まれている飲み物だし、国によってお茶の文化が違い、受け継いできた味も違うので産地の異なるお茶を使うのは面白いだろうというのと、ファブリス・ジロット氏自身がお茶が大好きで、お茶もカカオも身体によいものとして知られているので、その2つを結びつけたら面白いなと思ったのも理由ということで、今まで作ったお茶のチョコはガナッシュだけなのに対し、今回は全てガナッシュの間にジュレが挟まるのでより繊細な味わいになっていて、こういったジュレを挟むタイプのショコラを初めて作ったのがジロット氏だそうです



マジック〈ジャン=ポール・エヴァン JEAN-PAUL HÉVIN
「カシスの果肉、バジルを使用したショコラレのガナッシュ」
次なるベストをめざしていきます。
パリのメゾンが25周年を迎えたというエヴァン氏。「“Best of ”というテーマを今年は掲げています。今までのひとつの区切りというか、集大成。それをショコラでお見せできれば。」世界中のトップショコラティエからも尊敬を集める彼の感性、独自のヴィジョン、味や素材への探究心。彼という存在そのものが、まさにベスト・オブ・マジなのかもしれない。
言わずと知れたショコラ界の重鎮。1986年にM.O.F.を取得し88年に独立。現在パリに4 店舗、日本に9店舗、アジアで4 店舗を展開。2013年にメゾン誕生25周年を迎えた。』
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こちらはシンプルに2本溝が入っただけのデザインで、小振りだけど厚みがあります
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切ってもカシスの香りを感じれず、切った時に欠けた欠片を舐めるとキャラメルのような味で濃く、どうなのかな~?と思いながら口に入れたら、カシスのベリー感がしっかりあって、コーティングのミルクチョコの濃さが緩和されて程よくなり深みが出ますね~
こちらはガナッシュ エキゾチックに似た口溶けで、断面は隙間がいくつも見えるのに、果肉の粒が入っているかのような密な残り方をするので、ゆっくり味わえて面白いです

ムックでは一番初めに紹介されていて、今年は25周年を迎えテーマは「ベストオブ」ということで、ベストオブJPHも買っているので楽しみです
初日のDavid Capy氏のトークショーでも書きましたが、会場のブース横にはジャン=ポール・エヴァン氏の箱と共に、履けそうなサイズの銀色の靴と、スティックやトランプ等マジテイストなチョコで出来たウサギの像があって、ハートが散りばめられていたりと可愛かったです
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また、2月14日からジャン=ポール・エヴァン×JALのチョコがリニューアル - 贅沢なボンボンショコラなどを機内提供ということで、パリ・ニューヨーク線より順次新しくなるみたいです



バナーヌ〈クリスチャン・カンプリニ Christian CAMPRINI
「バナナとセップ茸の風味のアーモンドプラリネ」
素材に愛がなきゃマジな味は生まれない。
オリジナリティと驚きがある。そんな、マジな味を作り出したいですね。」カンプリニ氏は、レモンやオレンジなどの栽培農家との出逢いもマジのひとつだと語る。「シンプルな素材ほど、愛情をかけて育てられたものを使うと、本当に良い味が出る。当然なことのようですが魔法のようです。」南仏の地に根ざしたマジとともに彼は歩む。
3つ星店のシェフ・パティシエとして活躍後、2004年にM.O.F.を取得。一流ホテルなどへの卸を中心に、2012年には南仏のヴァカンス地、ヴォルヴォンヌにお店をオープン。』
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セップ茸って何だろう??と思ったら、フランス語セップ(cèpe)=イタリア語ポルチーノ(porcino)・複数形ポルチーニ(porcini)=日本語ヤマドリダケとなり、フランス版マツタケ的な高級茸ということで、ポルチーニでやっとわかりました
SDCテーマの「魔法」から、森のキノコと森のフルーツを結びつけるというコンセプトで、味を探求するのが好きなので普通は料理に使うセップ茸をフルーツと合わせるというショコラティエとして面白い試みをしたということなんですが、バナナ+セップ茸+アーモンド+チョコ…どんな味になるのか想像つきません ドキドキ(Φωl壁 笑
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バナーヌという位だからバナナバナナしてるのかな~?と思ったら、アーモンドの香ばしさでバナナに深みが出て、後味にセップ茸の旨味という感じで、バナナとアーモンドって合うんですね~
名称も何も知らずに食べたら香ばしさでナッツ系のような、でもそれだけじゃないし茸の旨味が不思議に思いそうな味で、ドライフルーツだとバナナは甘味あってもチョコもあるのに控え目な甘さで、焼きバナナを食べたことないのですがこんな感じになりそうというイメージです
バナナは半乾燥のペースト状のものを使い、アーモンドはキャラメリゼしてあるということで、舌触りはザラザラしていて噛んでも歯に当たる感じがあって粗めです
カンプリニ氏にとってのショコラの魔法とは「思いがけない味、思いがけないマリアージュ。そして、ショコラティエの仕事自体が魔法だと思います。ファンタジー&スペクタクルの世界に導くのだから。」ということなんですが、本当に思いがけない組み合わせだし、見た目は普通のチョコだし銀箔まで乗って高級感ありそうなので、知らずに食べるとビックリしそうです



オランジュ〈パティスリー・サダハル・アオキ・パリ pâtisserie Sadaharu AOKI paris
「ガナッシュの層の上に、つぶつぶのオレンジコンフィを重ねたジューシーな1粒」
ショコラはシンプル。本気を駆使してマジを創る。
「ひとつのケーキを作るとき10 種類ぐらいの食材を使いますよね。でもショコラって、ボンボンなら3 つ4つの素材でできてしまう。そういう少ない素材の組み合わせで生まれることの素晴らしさと怖さ。だからこそ、ひとつひとつの素材への徹底したこだわりを持たないといけない。そういう部分を含めてショコラはマジなんです。」青木氏の「本気」はマジと読みます。
世界の誰もが認める日本人パティシエのひとり。現在はパリに4店舗、日本で5店舗を展開。2007年 にルレ・デセール会員。3年連続C.C.C.で5タブレット獲得。』
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このボックスの中で一番シンプルな見た目のチョコ
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外側はパリッと中は柔らかな切り口で、つぶつぶのオレンジ~と書いてあったのでオレンジ色が見えるかと思っていたら普通そうな見た目に アレ?となったんですが、切った時にコーティングの底が少し欠けたので舐めてみたら、しっかりビターチョコでこれだけでも好みで
オレンジとチョコは合うので、これなら美味しいだろうと口に入れてみると、周りのビターの後にオレンジの味わいが豊かに広がり、本当にオレンジの粒々が残ってビックリ
どうやら調度オレンジの無い部分を切ってしまっただけで、多分 端のボコボコしている部分に詰まっていたのか、写真左側には粒々が・右側の上部には厚めのピールが入っていて、チョコのビター感はあってもピールの苦味は無いので食べやすいし、素材ありきのお菓子作りというだけあって素材が活かされていてフルーティーで、チョコとオレンジそれぞれを味わえて美味しいです(*´∀`*)
C.C.C.3年連続5タブレット受賞ということもあってか、福岡の初日に行った時は青木定治氏のブースだけ警備員さん達が整理していて、ブース前に並びきれずに別の場所まで列が出来るほど大人気でした



キャラメル・パッション〈フィリップ・ベル Philippe BEL
「パッションフルーツ風味のリキッドキャラメル」
ショコラのマジックというのは喜びです。
ベル氏曰く「原料は、カカオと砂糖だけ。それが板チョコやボンボンショコラに変わります。カカオは魔法の杖。ベネズエラだとかブラジルとか何種類かの杖によって風味や味が違うチョコになる。これって魔法じゃないかな? 」想像すればするほど、無限の可能性を秘めているショコラ。マジなマリアージュは至福の喜びになる。
2004年にM.O.F.を取得。大手メーカーでコンサルタントを長く務め、06年に独立。リヨンの郊外と市内に店舗。まじめで優しい人柄に惹かれるファンも多い。』
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パッションフルーツが染みだしていたのか(?)チョコの底がベタついてカップがくっつき、水飴のような感じで外れにくい程だったんですが、この丸っこい形に丸のデザイン…最近どこかで似た様なの見たような?と思ったらゴー・ミヨに選ばれたショコラティエMのUMAMIでした
UMAMIは半球だし醤油を使っているからか日本国旗のような色合いでかなり違いはありますが、見た目と素材でインパクトがあるので気になるところです…笑
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こちらはフレッシュなパッションフルーツを使い、ブラックチョコレートのシェルが口の中で弾けると、華やかな酸味がやってくるという驚きがあり、キャラメルの味わいがそれを優しくしている という一粒らしいのですが、周りはビターチョコでパリッとしているものの、中は断面の垂直を保つのがやっとという位とろりとしていて、ビター感とパッションフルーツの濃い甘味が混ざって深みが増し、先にフィリングが溶けてしまうのでビターな味で締まります
ムックには華やかな酸味~とありましたが、私は酸味に強いと言うか鈍感なので、キャラメルの効果もあってか酸味よりフルーツらしい濃縮されたような甘味を感じたんですが、キャラメルは主張せず主役はパッションフルーツなので砂糖だけの甘さとは違うし、周りがブラックチョコなので食べやすく、フルーティーだけど濃厚な感じで、こちらを食べると先程の青木定治氏のオランジュが爽やかに思えてきます

フィリップ・ベル氏はSDCで日本に来るのを楽しみにしているそうで、「日本に行くと毎回お客さまが自分のことを待っていてくださったことを感じます。私のチョコレートを食べて、涙ぐんで下さる方もいらっしゃる。これこそがチョコレートのマジックだと感じます。」と嬉しいお言葉が
またリヨンにお店を増やしたのも、SDCに出店するようになって日本人のお客さんからの問い合わせが増えた為、アクセスの良い所に~という経緯だそうで、それに対してもマジックだということで、「本物のマジックは余韻を持って、人生を変えていく、あるいは進化させていく力があります。」ということでした



プラリネ ピエモン〈オテル・デュ・キャップ- エデン-ロック HOTEL DU CAP-EDEN-ROC
「カリカリ食感のヘーゼルナッツのプラリネメゾン」
人との出逢いがクリエーションの原動力。
「チョコレート職人の世界って、入る前はもっと閉ざされた世界かと思っていたのですが、とてもフレンドリーでオープンなんです。」とマジ?! な情報を語ってくれたボンヌフォア氏。「みんなが、ああしたら、こうしたらとアドバイスをくれる。だから、色々なものを作れるようになりました。」マジの輪が広がる幸せもまたマジ。
1996年から現職。2008年に「コートダジュール最優秀パティシエ賞」受賞。コートダジュール・ガストロノミー協会会員。2009年、2012年にC.C.C.4タブレット獲得。』
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スパイシーな香りに毒されていた中でも、こちらは切る前からナッツの香りを感じれます
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切ると更に香りが広がり、表面の凸凹からも分かるように砕いたヘーゼルナッツが上部にゴロゴロと散りばめられ、下層には粗めのペーストが詰まっていてジャリジャリとした食感で香ばしく、甘味とミルク感がありつつも後から塩味が効いてきて、味の移り変わりを楽しめます

地中海に面したコートダジュールの美しい風景が人生を変えたマジックということで、1996年にこのホテルに勤務してから一度もこの土地を去りたいと思ったことが無く、その豊かな自然の織り成す美しい風景に夢を描いて足を運んでくださるお客様に最上のサービスで応えるという大切さを毎日考える様になり、デザートだけでなくチョコレートも自分たちで製造したいということで2008年からオリジナルのチョコレートを作るようになったそうです



プラリネ ノワゼット〈ジャン=シャルル・ロシュー JEAN-CHARLES ROCHOUX
「プラリネ・ノワゼット セショワン胡椒風味」
カカオがこの世界に呼んでくれたのかも?!
ロシュー氏のマジは夢の実現。「3歳の時に通っていた学校のシスターが『アフリカでは子供達がお腹を空かしている』という話をしてね。それを聞いて僕は両親に『私はアフリカで菓子職人になる』って言ったんですって。」アフリカと言えばカカオのNo.1原産国。今ではカカオが自分を迎えに来たのだと感じるそうだ。
1973年リシュリー生まれ。「ミッシェル・ショーダン」などを経て2004年に独立。パリ・サンジェルマン地区にブティックをオープン。日本にもファンが多い。』
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頭文字と共に、大小様々な星が散りばめられていて可愛いです
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こちらは見た目は変わってないものの原料調達・輸入の関係でプラリネ セザムから変更になったのですが、セザムは「ヘーゼルナッツパウダー、アーモンド、キャラメリゼしたヘーゼルナッツを使用した思い出の味」だったそうです
先程のプラリネ ピエモンと同じくプラリネではあるものの、胡椒風味というだけあって欠片を舐めただけでもスパイシーで、香ばしさと共にスパイシーな香りがします
セショワン=花胡椒は四川料理などに使われる山椒に似たスパイスらしいのですが、初めて聞くので調べると、花山椒になったり鑑賞用トウガラシとも出てきて…(ΦωΦ?)
こちらは口どけ滑らかですが、プラリネの香ばしさを感じた後じわじわと花胡椒の風味が広がり、唐辛子と言う程辛さはないのですが後味として残るので、見た目は可愛くても大人向けな気がしますね

東京住みの友人が昨年のSDCでのカルーセルの実演・試食が印象的だったということで教えてもらい興味があったのですが、今年のレフィルはキャラメル味のガナッシュ・ヘーゼルナッツのプラリネ・オレンジ風味ヘーゼルナッツのジャンドゥーヤの3種ということで、ビターがあれば試しに~と思ったものの、この味だと試食出来ないのに買うのは躊躇われるので今回は見送りに…(Φωl壁
でもくるくる回してフリルのように削るの楽しそうだし、綺麗だろうなぁといつか挑戦してみたくなります



マジ〈アルノー・ラエール ARNAUD LARHER
「レッドベリーティーのガナッシュは、ラエール氏にとっての恋を思わせる「マジ」の味」
かるがると想像を超えるショコラの不思議。
「食べたときに、違う世界に旅立つような、不思議な感覚を味わって欲しくて。」と語るラエール氏。「チョコレートをブレンドするときも、想像していた味と全く違っていたり、えっ! と思うほど美味しくなっていたり。ショコラの無限の可能性=マジを感じます。」人間の想像を超えた向こう側にあるものをマジと呼ぶのかも。
ピエール・エルメ氏に師事後、1997年に独立しパリに出店。2007年にM.O.F.取得。2011年にC.C.Cで4タブレット獲得。ルレ・デセール会員。2012年には新店舗も。』
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恋を思わせる一粒という事でハートが散りばめられていている上に、ステッキから溢れる光もハートを描いていて可愛いらしいです
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食べるのが勿体なくなりますが、テーマや見た目・素材のベリーから甘いものをイメージしていたら、香りも味もビターでビックリ
このチョコ自体他のに比べて薄めで、コーティング部分も凄く薄いのにしっかりビター感があり、徐々にベリーの味わいへ移り変わっていくので、苦難(ビター)を乗り越えて実る恋(レッドベリーティーガナッシュ)のような、ベリーと言っても甘いチョコではないので、見た目の可愛らしさより大人っぽい恋な気がします
ムックには「レッドベリーの紅茶風味のガナッシュ。フレッシュな酸味が好印象」とあるのですが、酸味は感じず少し爽やかなベリーという感覚位でした

昨年までの高さのあるガナッシュから重さは変えずに薄くしたのは口溶けと所作を意識したためで、以前は噛むチョコレートになってしまっていたので、口の中で美しく溶けていくテクスチャーを意識したチョコレート作りを目指し、テイスティグは女性が多いので口を大きく開けるよりもエレガントに~という思いもあるそうです
こちらはショコラ・アソートにも入っています



イゾルデ〈アンリ・ルル- HENRI LE ROUX
「オペラの幻想的な世界観を基に作られた『イゾルデ』。13年C.C.C出品作品」
マジなドラマを見せてあげよう。
「小さなボンボンショコラの中は、幻想的な小宇宙。」魔術のように繰り出される多彩な味わいや食感。時間差で現れる長い余韻など、イリュージョンに満ちたその世界観はさらにパワーUP。オペラにヒントを得た「トラヴィアータ」「イゾルデ」などの新作ボンボンも加わって、今年のルルーはマジにドラマティック!
ブルターニュ出身の31才。2004年にアンリ・ルルーの門をたたき、2006年にはブランドを牽引するシェフに就任。ブランドの新たな時代を築いている。』
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何やら不思議な模様が描かれているのですが、これはスパイスの絵なのでしょうか??
そしてボックス全体に蔓延していたスパイシーな香りの正体はこの子な気がします…もしくは+プラリネ ノワゼットの花胡椒もあったのかも
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初めはシナモン系のスパイスを感じるのですが、後からショウガが広がって本当にスパイシーな味わいで、でもその前後や合間にちゃんとチョコの味も感じれて、ショコラ・ノワールでコーティングということですがそれほどビター感は強くなく、オールスパイスとショウガが印象的です
ガナッシュは滑らかですが下層のショウガのマジパンはしっとりと舌触りを感じれて、スパイシーながらも強すぎないので、それぞれの味や混ざり合って移り変わっていくのが楽しめます

C.C.Cで2年連続最高位(5タブレット)を獲得した際にスペシャリテ部門で高い評価を受け「想像力をかきたて、旅をさせてくれるショコラ」と評されたこの新作のイゾルデはオペラ『トリスタンとイゾルデ』のヒロイン名で、結ばれぬ恋を悲観した男女が心中を計り毒薬を飲むがそれは恋薬で余計に2人は禁断の愛に深くはまるというストーリーなんだそうです
ショウガのマジパンの上にオールスパイスのガナッシュを重ねた一粒で、”媚薬的”というテーマもあり、このスパイスのジャマイカンペッパー(オールスパイス)=仏:ボワダンドは他のショコラティエはもちろん本人も初めて使うスパイスだったそうですが、ショウガのマジパンとの相性が非常に良く、コンフィされたショウガを使っているという事です
こちらはアンリ・ルルーのサロン・デュ・ショコラ限定詰め合わせにも入っています
クイニーアマンのショコラを食べてみたかったんですが、福岡では取り扱われてなかったので、同じくオペラをテーマにしたもう一つの新作でC.C.Cで高い評価を得たトラヴィアータ(椿姫)が入っているコフレ ビズを買ってみたので、そちらも楽しみです



スフェール・ミエール〈ユーゴ&ヴィクトール HUGO & VICTOR
「はちみつ入りのキャラメルの中に、サクサクとしたシリアルパフを入れ、ダークコーティングで包んだ」
マジな小説、マジな手帳を読むように。
彼らのマジは一冊の本から。「恋人同士がいて、キスをするとなぜか女性が消えちゃうのね。そこで発明家だった男性は、キスしているみたいな感覚になるチョコを作るんだよ。で、それをずっと食べていたら、いつでもキスしているみたいになって、彼女もずっと彼のそばにいました ! っていう話。」ブラックユーモアも効いたマジなストーリー。彼らが綴るラブ・マジックは深い。
ユーグ・プジェ氏は「ギ・サヴォア」のエグゼクティブ・シェフ・パティシエなどを経験。シルヴァン・ブラン氏はマーケティング畑でその名を知られた人物。最強のペア。』
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ボックスの中で一際鮮やかなこちら
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ほんのり甘い香りがして、裏にはユーゴ&ヴィクトールのマークが入っています
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先程とガラリと変わりキャラメル+ハチミツなので甘さが濃厚で、中はキャラメル・パッションのように保つのがやっとと言う程しっとりとして、シリアルパフがサクッとアクセントになっています
周りはダークコーティングでも凄く甘いので、1粒で満足感があります

こちらは日本のSDC限定のカルネ・ド・マジにも入っていて、ボックスもステッキから魔法が星がキラキラと溢れだしていて可愛かったです
カルネ・ド・マジに入っている公式サイトの説明(↑『』内)にあるキスを表したオレンジの物が美味しいと聞いていたので買おうかとも思ったのですが、甘いテイストが多そうだったので悩み…翌週行った時にはもう小さいカルネボックスは売り切れていたり、オンラインでは早々に大きいカルネ3種とも売り切れていたりと人気でした



フランス〈フレデリック・アヴェッカー Frédéric Hawecker
「カリカリプラリネと塩バターのプラリネは、子供たちを「マジ」な世界へ誘う一粒」
チョコレートには幸せを作り出すチカラがある。
「ストレスや疲れがあるときに、喜びを与えてくれます。子供たちにも幸せをくれますし、それがショコラのマジです。」と語るアヴェッカー氏。来店したお客さまがイライラしているなと感じたときは「ショコラの試食をお勧めします。そうするとガラッと良い雰囲気に変わられますよ。」やっぱりチョコレートってスゴイ!
2011年にM.O.F.を取得。製菓学校の講師を務めていたこともあり伝統的なショコラを若い世代へと引き継いでいくことにも、大変熱心に取り組んでいる。』
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チョコレートには”france”の文字が
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粒々を感じる昔ながらのプラリネに、塩風味のソフトキャラメルを重ねたまさに”フランス”を感じさせる味わいということで、プラリネにはプロヴァンス産のアーモンド、キャラメルはブルターニュ風で、懐かしさをテーマとしながら、2層のテクスチュアの違いも楽しませるというこだわりも込めているそうです

先程のスフェール・ミエールもキャラメルでしたが、こちらの上層はねっとりと重量感あるキャラメルで、下層はカリカリというよりジャリジャリするようなプラリネで舌に粒々を感じアーモンドが香ばしいですが、舐めているとキャラメルが残り、分量も多いのでチョコを食べているというよりキャラメルを食べている感じです
塩味のチョコが苦手な私でも食べやすいので、普通の方だとほんのりと物足りない位になるかもしれませんが、本当に2層の違いを楽しめますし、こちらもキャラメルの濃厚な甘味もあるので一粒で満足感があります

フランスボックスの方にはこの”フランス”ではなく、コルシカという島を知っていただきたいという思いで選んだということで、愛用のコルシカの養蜂家が作るハチミツを使ったものが味わえるそうです
各国をイメージした旅行気分になれるショコラのアソートは、使ってある素材も様々だしあちらも気になるところです



サスペンス〈フランク・ケストナー Franck KESTENER
「パチパチシュガー入りのヘーゼツナッツプラリネ」
M.O.F. 取得を成功に導いた運命のマジ。
まるで映画のようなエピソード。「ガルガロという彫刻家の番組を16 才のときに見て感動してね。作品がどこにあるかすごく探したけど見つからなかった。そうしたら10年後。M.O.F.の最終試験のとき、アイデアに詰まって本屋に入ったら目の前にその 人の本が。それにインスピレーションを受けて合格したんだよ。」マジ?!
サレグミン村出身。尊敬する父の下で修行を積むうちショコラの魅力に開眼。2004年に27才でM.O.F.を取得。2010年にはパリにも出店。M.O.F.から10周年。』
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表面が凸凹していて、サスペンスという名前とパチパチシュガーということで、初めに食べたレクスプロジオンより強そうでドキドキデス((Φωl壁 笑
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こちらはヘーゼルナッツのプラリネの中にポッピングシュガーを閉じ込め、上にライスパフを乗せて口当たりをさらに遊び、ミルクチョコレートを加えた上質のプラリネが弾けて、不思議な驚き、ファンタジーをもたらしてくれる ということで、復活祭の時に子供たちのために作ったら、大人からとても評判が良かったそうです

噛んでみるとカリカリサクサクッとした歯応えで、パチパチは?と思っていたら、やっぱり来ましたΣ((ΦωΦ))笑
噛むより舐めた方が初めからパチパチが来る気がしますが、プラリネの香ばしさとミルクチョコの味わいも感じれて、味で見れば優しいものの、場所によっては刺激が強いので子供は驚きそうですね
こちらはショコラ・アソート テーマボックス マジーにも入っています



秋のカフェ〈クリスティーヌ・フェルベール Christine FERBER
「コーヒーキャラメルガナッシュを、ショコラノワールコーティング」
自然ほどマジなものはないんじゃないかしら?
本質的なマジックは自然の中にある。それがフェルベール女史の哲学。「春に変化が生まれ、夏には花や葉がついて実がなって。秋は収穫、冬は休息の時間になる。それが毎年繰り返されることは、本当にマジですよね。」カカオが木に花をつけ実になりショコラになるまでの過程も同じこと。アルザスの自然を心から愛する彼女だからこその境地に拍手。
1960年アルザス生まれ。1980年に父の店「メゾン・フェルベール」のパティシエに。1998年にシャンペラー&パティシエ連盟から最高パティシエ賞を受賞。コンフィチュールの名手。』
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光の当たり加減ではただの茶色にも見えるのですが、同系色でカカオポッドのイラストが描かれています
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優しい味わいにするためにミルクチョコレートを使い、とっても柔らかいキャラメルと2層にしたということなんですが、中に空洞があって柔らかいため切ったら無残な姿に…
こちらは逆にキャラメルはとろりとしていて、先にキャラメルの濃厚な甘味が広がり、コーヒーガナッシュは凄く密なので後に残って、甘さも強いですがコーティングもノワールなので後半はビターで目が覚める感じです
休憩時に食べるとキャラメルの甘味で脳にも栄養いきそうですし、後味はスッキリなので気分転換にもなって良さそうです

こちらはマジックボックスのために作ったボンボンで、フェルベール氏は本来あまりコーヒーを好まないけれど知り合いの焙煎するコーヒーの香りは大好きで、お店のコーヒー味のお菓子やこのガナッシュにもそのコーヒーを使用していて、家に宿泊する友人には普段飲まないコーヒーを出すそうなんですが、香りだけで素敵な1日が始まるような予感がするので、そんな予感が本物になるようにといった魔法を込めたのがこのガナッシュということです
今年のテーマが”マジック”と知ってすぐに思い浮かべたのは”木の魔法”で、メゾン・フェルベールがこうして沢山のお菓子を出してお客様に喜んでいただけるのは、カカオ、コーヒー、バニラやシナモン、たくさんのフルーツをもたらしてくれる木の恵みがあるお蔭んおで、そんな木が大好きで、その営みを讃えたいと思い、ボックスやカード木の挿絵が描かれているそうです
こちらはショコラ・アソート クラシックにも入っています



ということで、裏返せなかったので最後になりましたが…
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商品名:SELECTION BOX ① ラ・マジ
名称:チョコレート菓子
原材料名:砂糖、カカオマス、ココアバター、カカオ豆、全粉乳、クリーム、バター、乳清、脱脂粉乳、無脂肪粉乳、乳糖、転化糖、ブラウンシュガー、アーモンド、ヘーゼルナッツ、パッションフルーツ果肉、カシスピューレ、ココナッツ果肉、マンゴー果肉、オレンジ果肉、乾燥フランボワーズ、パイナップル、乾燥バナナ、砂糖漬けしょうが(しょうが、砂糖)、ライスポップ(米、トウモロコシ、砂糖、小麦粉、食塩)、ポップキャンディー(砂糖、ぶどう糖、ココアバター、乳糖)、フィユティーヌ(小麦粉、砂糖、バター、全粉乳、食塩、麦芽)、バジル、はちみつ、牛乳、小麦粉、紅茶、セップ茸の粉、コーヒー、リキュール、ぶどう糖、ぶどう糖果糖液糖(小麦由来)、バニラビーンズ、香辛料、食塩、花椒、麦芽エキス、香料、乳化剤(レシチン:大豆由来)、ゲル化剤(ペクチン:リンゴ・レモン由来)、ソルビトール、D-ソルビトール、酒石酸、酸味料、二酸化炭素、甘味料(イソマルト)、安定剤(カラギナン)、保存料(二酸化硫黄)、膨張剤、着色料(酸化チタン、黄4、黄5、赤102、青2、銀箔、ウコン、コチニール、β-カロチン)
内容量:15個
原産国名:フランス、日本
7,350円/岩田屋 サロン・デュ・ショコラ催事場



個人的な好みだとビター感あるものが好きなのでF.オランジュ〈パティスリー・サダハル・アオキ・パリ〉やJ.マジ〈アルノー・ラエール〉が好きで、特にマジは見た目の可愛さからも自分用にも贈り物にも喜ばれそうに思います
それと紅茶フレーバーのものも好きなので、C.カルチュール・テ アールグレイティー〈ファブリス・ジロット〉だと10粒とかあってもパクパクいけちゃいそうです

”マジ”というテーマからいくと、魔法らしいパチパチ感は中々他では味わえなさそうなので、A.レクスプロジオン〈セバスチャン・ブイエ〉やN.サスペンス〈フランク・ケストナー〉は楽しさや驚きがあるし、
組み合わせとしてはE.バナーヌ〈クリスチャン・カンプリニ〉、I.プラリネ ノワゼット〈ジャン=シャルル・ロシュー〉、K.イゾルデ〈アンリ・ルル-〉辺りも珍しかったり刺激的で面白く、
フルーツやキャラメルの濃厚な甘さが好きな方にはB.ガナッシュ エキゾチック〈パスカル・ル・ガック〉、G.キャラメル・パッション〈フィリップ・ベル〉、L.スフェール・ミエール〈ユーゴ&ヴィクトール〉、M.フランス〈フレデリック・アヴェッカー〉辺りや、+落ち着きも味わえるのがO.秋のカフェ〈クリスティーヌ・フェルベール〉という感じで、
D.マジック〈ジャン=ポール・エヴァン〉、H.プラリネ ピエモン〈オテル・デュ・キャップ- エデン-ロック〉は幅広く好まれそうです

そういえば原材料にはリキュールがあるものの、特にお酒をきかせたような物はありませんでしたが、子供とか幅広く食べれる様にということだったのでしょうか?
魔法なら、お酒のふわっとした感じもあっても良さそうなのにな~?と思ったりしました



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