*choco×choco*

※スマートフォンからだと一部表示できない文字がある様なので、閲覧の際はご注意くださいませ…   チョコレート関係の写真整理用記録ブログですφ(ΦωΦ*)  始めたばかりなので色々と変わるかもしれませんが、まったり更新中♪  チョコレートはビター派(60~85%位)だけどコーヒーは甘くしないと飲めないので苦味に強いわけではなく、塩分は薄めが好みで酸味には強いのですが、唐辛子は大丈夫でも辛子・山葵などは食べれず、アルコールは梅酒を好む位でビール・ワイン・日本酒系は飲めないような嗜好なので、味覚の離れている方は参考にならなかったらすみません(;Φωl壁  また、味ものは桃や抹茶系を好む位なので、ホワイト・イチゴ等他のフレーバーのチョコは少なめだと思います(ΦωΦ;)  そして特に気になったものや、お土産物などのチョコ以外の物もあったり…(Φωl壁  携帯・スマホでの撮影のため特に昔の写真は画質が悪く参考にならないかもしれませんし、専門知識も無くだらだらと書いているので見難いものが多いかと思いますが、ごゆっくりどうぞ(*ΦωΦ)っ旦~   *2013.10.20*

タグ:グレープフルーツ

福岡の一般初日、会場に着くと入口近くにボナが見えたので とりあえず20周年記念のBOX目当てに購入し、隣のマルゥでも購入して後ろを振り返ってみると OLIVIER VIDALのブースがあって、日本のサロン・デュ・ショコラ初登場だからなのか トークショーがある訳でもないのにご本人がいらっしゃってビックリして
通訳さんも付いていらっしゃったので、10個入りと迷いながら内容説明を聞きつつ結局こちらを購入すると、カードにサインをしてくださり、説明に手間取らせてしまったので感謝を伝えたかった思いが通じたのか、英語もフランス語も出来ないんですが 手を差し出してくださったので握手に想いを込めておきました merci


Olivier Vidal オリヴィエ・ヴィダル フランス/ブルゴーニュ地方オクセール
ショコラへの情熱はノンストップ
「若い後輩たちにショコラティエという仕事の基本や、仕事への情熱を伝えたいですね。基本とは、まず質の良い原料を選ぶこと。これは未来においても変わらないと思います。」最高のショコラとは何かを追求し、日々邁進し続けるヴィダル氏。マジメな印象と、いざショコラのことを話はじめると止まらない!という饒舌さのギャップも魅力的です。
1976年生まれ。18歳のときからショコラティエとしての修行をはじめ、「クープ・デュ・モンド」に2005年に参加。2007年にM.O.F.を取得。2012年に独立し、オクセールにショップをオープン。
 

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ショコラ・アソート(18個入) ¥6,804(税込み)
〈理想の結婚相手〉口の中に入れたときの味のふくらみがスゴイ!これがヴィダル氏のボンボンショコラの第一印象。見た目は控えめだけど確実に美味しいんだなぁ、これが。
A.アンディヤン:レモングラス風味ガナッシュ
B.ドゥースール・ノワール:ヘーゼルナッツのプラリネ
C.ロシェ・レ:アーモンドとヘーゼルナッツのプラリネ
D.バロンシア:アーモンドプラリネ
E.ブラック・ティー:燻製風味ブラックティーのガナッシュ
F.イベルナル:スペキュロスのクルスティヤンとキャラメルガナッシュ
G.キャラメル:塩風味キャラメル入りハート形ボンボン
H.ケニア:ケニア産コーヒー風味ガナッシュ
I.マンダラン:ショウガコンフィ風味ガナッシュ
J.エスティバル:松の実のプラリネ
K.グリーン・ティー:ベルガモット風味グリーンティーのガナッシュ
L.エクアトゥール:エクアドル産ブラックチョコレートのガナッシュ
M.メディテラネエン:セージ風味ガナッシュ
N.フランボワーズ:フランボワーズ風味ガナッシュ
O.ドンテル・ノワール:ドライ・クレープ入りヘーゼルナッツのプラリネ
P.ドゥースール・レ:ヘーゼルナッツのプラリネ、ミルクチョコレートコーティング
Q.カジュ:カシューナッツのプラリネ
R.フロリドゥ:グレープフルーツ風味ガナッシュ

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名称:チョコレート菓子
原材料名:チョコレート(カカオマス、砂糖、ココアバター、全粉乳)、生クリーム(乳製品)、砂糖、ヘーゼルナッツ、バター、アーモンド、ぶどう糖〈小麦由来〉、カシューナッツ、ココアバター、松の実、フィユティーヌ(小麦粉、砂糖、バター、脱脂粉乳、食塩、大麦麦芽エキス)、小麦粉、フランボワーズピューレ(フランボワーズ、砂糖)、グレープフルーツ果汁、卵黄、植物油脂、しょうが砂糖漬け(しょうが、砂糖、ぶどう糖〈小麦由来〉)、転化糖、コーヒー、レモングラス、緑茶、紅茶、牛乳、リキュール、ライム果汁、グレープフルーツ果皮、食塩、はちみつ、バニラビーンズ、パプリカ、シナモン、とうがらし、乳化剤(大豆由来)、ソルビトール、膨張剤、ゲル化剤(ペクチン)、香料、酸味料、着色料(黄4、赤102、酸化チタン、青1、赤40)
内容量:18個
賞味期限:2015年2月20日 (1/29購入)
6,300+税504=6,804円 / 岩田屋 サロン・デュ・ショコラ催事場


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茶色×クリームベージュの優しい色合いに 鮮やかな黄緑が入っているのがオリヴィエのカラーのようですね
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濃い焦げ茶色のクッション紙が乗せてあるだけで、リーフレット等はなく、購入時にはサロン・デュ・ショコラのショップカードにサインをしてくださいました
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購入時もディスプレイと説明用紙の向きが違い、通訳さんを挟むので余計説明しにくそうだったのと ハートが横向きで少し違和感を感じたのですが、箱の向き的にも本来は↑が上で、↓の向きの方が綺麗に横4列に並ぶので説明しやすいため回転させてあるんだと思われます
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リーフレットも無いため、サロン・デュ・ショコラのサイトの説明通りAのアンディヤンから順番に行ってみたいと思います
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A.アンディヤン:レモングラス風味ガナッシュ
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レモングラスの葉をイメージするような緑のプリントがされていて、レモンのような爽やかな香りが心地よく、切るとガナッシュのまろやかさとレモン~オレンジのようなフルーティーな香りがします
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コーティングは落ち着いたビターでレモンピールのような苦みも少しあり爽やかで、ガナッシュはレモンのフレッシュ感がありながら まろやかで甘味もあり、コーティングと一緒だと苦味が緩和されつつまろやかさも落ち着くので、スッキリした甘味のライム~レモン感がフルーティーで美味しいです


B.ドゥースール・ノワール:ヘーゼルナッツのプラリネ
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対角線上に1本線があり、切る前からヘーゼルナッツの香りが豊かで、切ると更に香るようになりプラリネの甘味やまろやかさも感じます
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ビター感ある落ち着いたコーティングで、プラリネはシャリシャリと細かくしっとりしていて香りのイメージより甘さ控えめで、コーティングと一緒の方がまろやかさが出てきつつも 少し塩っ気も感じられるような甘さ控えめのプラリネでヘーゼルナッツの深い香ばしさがあり、プラリネは甘いものが多いのでビター派には落ち着いた味わいで嬉しいですね


C.ロシェ・レ:アーモンドとヘーゼルナッツのプラリネ
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こちらもコーティングよりナッツ感がしっかり香り、切るとまろやかな甘味と香ばしさを感じ、ロシェらしくゴロゴロとアーモンドの粒が見られます
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ミルクコーティングですが落ち着いた味わいで、こちらも細かく滑らかなシャリシャリした食感ですが大き目のアーモンドの粒との差もあり、プラリネ自体も甘さ控えめでナッツの深みある香ばしさを楽しめて、ミルクプラリネという甘そうなイメージとは違い しっかりナッツの風味が感じられてビター派でも気にならず美味しいです


D.バロンシア:アーモンドプラリネ
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丸い突起があり、こちらは少しナッツの香りが控え目な分ビターチョコの香りも少し感じられ、切るとスッキリと澄んだ香ばしさが深く香ります
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突起部分はビスケットのようなザクザクした物が入っていて、コーティングはまろやかな香ばしさで、こちらの方がヘーゼルナッツのプラリネより少し柔らかめのシャリシャリ感でまろやかさもありつつ 後から深い香ばしさや塩っ気も出てきて、コーティングのビター感も活きてくるので味わいに広がりがあります


E.ブラック・ティー:燻製風味ブラックティーのガナッシュ
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3本線が入っていて、焙煎しすぎた紅茶のような感じとジャーキーみたいに旨味もありそうな香りがして、切るとまろやかさもあるけど酸味の方が強めで、じわじわと燻製香がきます
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コーティングからスモーキーさがありビター感強めで、意外とガナッシュはまろやかで甘味もありながら 樹皮のような自然感ある味わいで、こちらはビター好きな方じゃないと食べにくいかもしれませんが、香りからはもっと個性的な味かと思っていたのでイメージより食べやすかったです


F.イベルナル:スペキュロスのクルスティヤンとキャラメルガナッシュ
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こちらも丸い突起がありパフが入っていて、ミルクたっぷりのやさしいキャラメルのイメージで、切ってもスペキュロス感は殆どありません
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コーティングは香り通りミルク感たっぷりの落ち着いた味わいで、上層はミルクの深みとほんのり洋酒を含んでそうな上品で滑らかな口溶けのキャラメルガナッシュで、下層だけで食べてもスペキュロスのスパイス感は控え目ですが ほんのり塩っ気を感じる少ししっとりしたビスケットがそのまま入っているようなザクザクした食感があり、紅茶やコーヒー等と一緒に食べたい落ち着いた味わいのキャラメルビスケットといったイメージです


G.キャラメル:塩風味キャラメル入りハート形ボンボン
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シャープなハート型で、少しフルーティーな気さえするスッキリとしたキャラメルの香りがして、切るとハートがバリバリに割れてしまい(´・ω・`)となりながら持とうとしたら、中がとろとろの生キャラメル状態でビックリ
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切ると少しバターっぽさもあるような塩キャラメルの香りがして、コーティングはスッキリした香ばしさで、キャラメルの塩加減は控え目でバターのような濃厚なミルク感があり、パリッとしたコーティングと とろりととろけるキャラメルの食感の差も楽しめるし、コーティングと一緒だと差で甘味も感じられつつ コーティングの方が残るので後味はスッキリします


H.ケニア:ケニア産コーヒー風味ガナッシュ
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大き目の銀箔が乗っていて、香りが移っているのか?コーヒーというよりハーブや香辛料の効いたベーコンのような味わい深そうな香りとコーヒーの落ち着きもあり、切るとスッキリとしたコーヒーの香りがして苦味はなさそうなフルーティーさもほのかに感じられます
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まったりした香ばしいコーティングに、ガナッシュは少し酸味のあるスッキリしたコーヒー感でまろやかさもあり、初めの香りの印象とは全然違っていて、眠気覚ましのコーヒーというようなパンチはないですが 気分転換に調度良い美味しさです

 
I.マンダラン:ショウガコンフィ風味ガナッシュ
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ナッツのようにも見える色合いの丸い粒が乗っていて、切る前は少し感じる程度でしたが切るとしっかりショウガが香るようになり、スッキリしとしたビターな香りがします
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スパイス系はあまり得意じゃないので普段口にする機会が少なく何なのかわかりませんが、原材料を見ると唐辛子があるので種なんでしょうか?? プチッと硬めの食感で、この粒だけでもピリッと刺激が強めです
コーティングは香ばしさのあるまろやかな味わいで、ガナッシュはフルーティーさの方が強めなジンジャー感なのであまり違和感もなく、後味も爽やかながらしっかりビター感がありスッキリしています

 
J.エスティバル:松の実のプラリネ
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松の実が乗った上からコーティングされているので凹凸があり、松の実らしさはあるものの油分の膜があるようなまったりとした香りで、切るとはっきりと香るようになり プラリネらしさも少し感じられ、ほんのり甘味のある醤油を合わせたナッツみたいなイメージです
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コーティングからまったりとした松の実の風味が感じられつつ香ばしく、上層のガナッシュはビター感がありながらもフルーティーで、下層はシャリシャリ感もありつつ しっとり~ねっとりの間位の食感でガナッシュとの馴染みも良く 香りのイメージより松の実の味わいも強すぎないので、全体だと味濃い深煎りしたようなプラリネといった感じで意外と食べやすかったです

 
K.グリーン・ティー:ベルガモット風味グリーンティーのガナッシュ
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茶葉なのか黒緑っぽい細かい粉末が乗っていて、確かにベルガモットが香りつつも緑茶感もありスッキリさわやかで、切るとビターな深みあるベルガモットの香りと少し薬草みたいな深みを感じます
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コーティングはまろやかさが強めの香ばしい味わいで、ガナッシュもまろやかなんですが 香り(ベルガモット>緑茶)より緑茶感の方があり、下方3/4位を緑茶の落ち着いた味わいが・上方1/4をベルガモットがほんのり華やかなフルーティーさを添えるようなイメージで 香りのイメージより馴染んでいて、全体でもまろやかながら清涼感もあり ほのかな華やかさが上品でスッと落ち着きます



L.エクアトゥール:エクアドル産ブラックチョコレートのガナッシュ
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こちらは何もないシンプルなボンボンショコラで、香りが移っているのか少しH.ケニアに似たハーブ系と華やかさのあるビターな香りで、切っても似た感じで香辛料やハーブ、フルーツを混ぜたようなイメージです
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スッキリした香ばしい甘味のビターコーティングに、ガナッシュはレーズンやプルーン系のフルーティーさがあり香ばしくまろやかで、コーティングと一緒の方が甘味を感じやすくなって 誰にでも食べやすい調度良さだと思います

 
M.メディテラネエン:セージ風味ガナッシュ
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2本線が入っていて、ハーブな感じはなくスッキリしたビターな香りで、切ってもハーブというよりは熟成したフルーティーさやスモーキー一歩手前くらいの少し落ち着く香りがします
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甘味もある香ばしいビターコーティングで、ガナッシュはフルーティーさもありつつ花や葉も見えてきそうな華やかさや自然味があり、ハーブ系はあまり得意ではないんですが こちらはスッキリとした甘さで食べやすいです

 
N.フランボワーズ:フランボワーズ風味ガナッシュ
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大小さまざまなロゴのOVが赤でプリントされていて、フランボワーズの深い甘酸っぱさが香り、切った方がやわらかい甘さになって優しく香ります
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深い香ばしさのしっかりビター感あるコーティングで、ガナッシュは香りよりやさしいフランボワーズの甘味と爽やかな甘酸っぱさに段々カカオ感も感じてくるくらいの落ち着いた味わいで、酸味という程でもないし甘すぎもしないラズベリーの甘酸っぱさが調度良く、かなり軟らかなガナッシュなんですが種も入っていて楽しめます

 
O.ドンテル・ノワール:ドライ・クレープ入りヘーゼルナッツのプラリネ
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上に粉末状のドライクレープが乗っているので軽やかな香ばしさと、まろやかなナッツの香ばしさが香り、切るとナッツの香りが増してきて、ビター×ヘーゼルナッツプラリネなので香りもB.ドゥースール・ノワールに似ています
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こちらはドライクレープが入っている分、細かいのに食感もサクサク感もプラスされ、味わいもヘーゼルナッツ感もありながらクレープらしい香ばしさもあって軽めなので、ビター派じゃなくても食べやすいと思います

 
P.ドゥースール・レ:ヘーゼルナッツのプラリネ、ミルクチョコレートコーティング
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ヘーゼルナッツのプラリネだからでしょうか? B.ドゥースール・ノワール同様に対角に線があり、ミルクがほんのりとナッツもやさしく香り、切るとナッツが深く香り立ってきます
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深みあるミルクコーティングで、プラリネのシャリシャリ感と大き目のナッツというC.ロシェ・レと似た感じがあるんですが、こちらはヘーゼルナッツだけなので味わい深く、少し塩っ気がありつつ甘味も感じられ、かといってよくあるミルクプラリネのように甘味が強すぎずナッツを楽しめるのが良いです

 
Q.カジュ:カシューナッツのプラリネ
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カシューナッツが乗った上からコーティングされていて、少しビターの香りがする程度ですが、切るとJ.エスティバルの松の実を軽くしたような まったりした香ばしさを感じられます
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上部のカシューナッツは柔らかくじんわりとまろやかな香ばしさが出てきて、コーティングは落ち着いたビターなんですが、プラリネは細かくシャリシャリしつつも水分少な目の生クリームのような もったり感のある溶け方で面白く、他のプラリネに比べプラリネ部分だけで食べてもナッツ感は控え目ですが、カシューナッツらしさはあり凄くまろやかなので、コーティングと一緒でもビターが弱まりミルク派の方でも食べやすいと思います

 
R.フロリドゥ:グレープフルーツ風味ガナッシュ
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N.フランボワーズと色違いのピンクのロゴがプリントされていて、爽やかな香りと甘味あるまろやかさがグレープフルーツクリームといったイメージで、切るとやさしいフルーティーな甘味がふわりと香ります
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まろやかなミルクコーティングに、ジューシーな甘味とグレープフルーツらしい僅かに苦味を感じそうな爽やかさのある やわらかいガナッシュで、しっかり甘味がありつつも爽やかに優しい味わいなんですが、後味の方がグレープフルーツらしい苦味が出てきてスッキリとまとまります


10個入りと悩み、Eブラック・ティーが気になったのと、プレーンなLエクアトゥールもこちらのアソートにしか入ってないということだったので18個入りを選んだのですが、プラリネ等ナッツ系がB・C・D・J・O・P・Qの7種と意外と多かったものの どれも落ち着いた味わいで甘さよりナッツ感を楽しめるのでビター派にも食べやすく、AアンディヤンやKグリーン・ティーはいくらでも食べたい感じで好みだったし、柑橘系が好きだからか 甘いけどミルク系だとRフロリドゥも美味しくて、Nフランボワーズ等フルーツ系に好みがいってしまうんですが、ミルク系でも落ち着いた味わいが多かったのでビター派にも嬉しいアソートでした



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今年で20周年を迎え、“Patrimoine Universel 未来へのオマージュ”というテーマで開催されているサロン・デュ・ショコラ2015
福岡会場は先行が1/28で、1/29~2/14まで開催されており、一般初日は夕方になってもセレクションBOX全種余裕があったのですが、31日に行ってみると今年のテーマになっているショコラ・パトリモワンヌ ユニヴェルセルは完売していて、パトリモワンヌは18種と沢山のショコラティエの方々の多様なフレーバーが楽しめるので気になったものの、お値段も1箱9,990円とかなりのものなので、それならこちらのカカオにこだわったセレクションの方が好みに合いそうに思い、ワールド チョコレート マスターズと2種買って同じ位になるので 今年はメインテーマのBOXは止めようと思ったのですが、福岡会場はワールドチョコレートマスターズの取り扱いはなく、代わりにあった赤い箱のM.O.Fセレクションは一部昨年と同じショコラが入っていたり、個別に購入したブランドのアソートBOXと内容が被っているものもあるということだったので、結局こちらのみにしました
福岡会場はブランド数が少ないのに既に色々買い込んでしまい、賞味期限的に計画的に食べないと…という状況なのに今日もサロン・デュ・ショコラ3回目行く予定なのでまた買ってしまいそうですが(笑、やはり初めはセレクションボックスからいきたいと思います(*ΦωΦ)Ψ


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Origine CACAO オリジン・カカオ
カカオがなくちゃはじまらない!
職人としてショコラの原点を見つめ直した、10人のショコラティエ。それぞれが思い思いにカカオ豆と向き合いながらクリエイトした渾身のひと粒を、ひと箱に詰め合せました。カカオの産地にこだわり、その産地ならではの豆の個性や魅力をさらに引き出す食材との組み合せ方など、ひとりひとりのショコラティエの個性も浮かび上がります。
A.パプアジ〈フランク・ケストナー〉
B.ブラジル〈ジャン=シャルル・ロシュー〉
C.ジャヴァ〈フレデリック・アヴェッカー〉
D.マダガスカル〈クリスチャン・カンプリニ〉
E.コロンビ〈フィリップ・ベル〉
F.デルガド〈アルノー・ラエール〉
G.マンジャリ〈クリスティーヌ・フェルベール〉
H.アクアカオ コロンビア〈ファブリス・ジロット〉
I.シエラネバダ〈パティシエ エス コヤマ〉
J.ガナッシュ ナチュール グリュエ〈パスカル・ル・ガック〉》

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商品名:SELECTION BOX オリジン・カカオ
名称:チョコレート菓子
原材料名:カカオマス、砂糖、ココアバター、クリーム(乳製品)、バニラビーンズ、全粉乳、バター、カカオ豆、転化糖、ぶどう糖(小麦由来)、ブラウンシュガー、黒こしょう、牛乳、カカオニブ、カカオエキス、コーヒー、カルダモン、レモン果皮、洋酒、ソルビトール、乳化剤(大豆由来)、甘味料(イソマルト)、ゲル化剤(ペクチン:りんご由来)、酸味料、香料、安定剤(カラギーナン)、着色料(青2、二酸化チタン、黄4、赤102、赤40、黄5、青1、ウコン、コチニール、炭末)
内容量:10個 (10ブランドから各1個)
賞味期限:2015年2月14日 (1/31購入)
原産国名:フランス、日本
 ※セレクションボックスは海外より輸入したショコラ(一部を除く)を日本国内で詰合せております。
価格 ¥5,400(税込み):5,000+消費税400=5,400円 / 岩田屋 サロン・デュ・ショコラ催事場


公式ムック『ショコラティエ自らが、ショコラと産地を見つめ、ショコラティエとしての拘りを表現する「カカオの素材」をテーマにしたショコラをセレクト。
パッケージデザインはサロン・デュ・ショコラの主催者である、イベントインターナショナル社フランソワ・ジャンテ氏の手によるもの。』


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仕掛けの細い切り込みが沢山あるため破れたりしないようになのか、箱を透明フィルムで包んであって丁寧で、箱はサイドから焦げ茶のゴムで留めてあります
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こちらのセレクションボックスはツマミを引くと絵柄がカカオの産地→消費者への流れを表しているのか?、初めのイラストでは碇を降ろした船に沢山のカカオポットが積み込んであり、テーブルの上にもカカオポッドが山積みになっていて、ポッドを割ってカカオ豆が取り出され、オウムのカラフルな色合いも産地のイメージに馴染むんですが、現地ではオウムもカカオの実を食べていたりするのでしょうか?
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ツマミを引くと「CHOCOLATERIE」という文字の通り 様々なチョコ菓子のイラストに変わり、紅茶を飲みながらショコラを食べている人達や外の通りを歩いているカップル等 お店や町の風景が描かれていて、ツマミ部分にも「2015」と現れます
筆記体が判別しにくいので違うかもしれませんが、オウムが居る絵柄の左上部分を翻訳サイトで意味の通るように読み取ってみると、「et pour toujours..... du bon chocolat S.Douce F.Jeantet」=「そして永遠に..... 良いチョコレート シルヴィー・ドゥース フランソワ・ジャンテ(主催者)」となるので、今年で20周年を迎えたサロン・デュ・ショコラへのメッセージが込められているようですね

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蓋があまり開かないので写真が撮り難いのですが、ショコラの入ったトレーの上に透明フィルムが、その上に茶色の厚紙が乗っていて、焦げ茶色のパラフィン紙で包んで金の丸いシールで留めてあり、説明書きも入っています
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蓋を開けただけだと甘味の方が強く香ったんですが、フィルムまで外すと香ばしいチョコの香りを感じられます
それでは、左上のAから順番に…
因みに 各ショコラティエのコメント・プロフィールは、サロン・デュ・ショコラ公式サイトにある今年のテーマ“未来へのオマージュ”に対するものです


A.パプアジフランク・ケストナー
Franck KESTENER フランス/ロレーヌ地方サレグミン
めぐって進化する未来ヴィジョン。
未来に伝えたいものは? 「僕のエスプリや考え方、創ったショコラ。それとショコラについての考察力かな。」あら、素敵なお答えね。「それは過去に存在したものかもしれませんね。それを僕が伝えようとしている。人に何かを伝えると、それは少しずつ進化して、また次の世代へ伝わっていくっていう。」うふ。すっかり酔わされてしまったわ、ワタシ。
サレグミン村出身。尊敬する父の下で修業を積むうちショコラの魅力に開眼。2010年にはパリにも出店。2014年にはドイツにも出店。》
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『グレープフルーツ風味のペッパーを使用し、パプアニューギニア産のカカオの魅力を引き出したガナッシュ。今までのケストナーとは一味違う。』
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他に比べて薄く大きめの正方形に盛り上がった円が2つデザインされ、本当にグレープフルーツのようなほんのり苦味あるすっきりした爽やかな香りに 少しスパイス感を感じられ、切るとジューシーな甘さも出てきて後からカカオの香りがしてきます
コーティングは薄く、66%だそうですが苦味もなく香ばしくて、ガナッシュは爽やかなフルーティーさがありながらペッパーも刺激と言う程強くなく 程良く効いていて、意外と甘味もあり、説明のイメージよりも食べやすくて美味しいです
公式ムックには「ノワールとレのガナッシュ、バニラカプチーノ」と説明があったのですが、別物でしょうか?(Φωl壁


B.ブラジルジャン=シャルル・ロシュー
JEAN-CHARLES ROCHOUX フランス/パリ
トラディショナルは永遠なり。
昨年11月に、ブランド10周年を迎えたロシュー氏。未来への展望は?「時代とか流行に合わせて新しいものも作っていますが、実はお客さまの9割ぐらいはクラシックなものをお求めになるんです。つまり、伝統的なショコラを。だからそういうものを未来に残していくのも大切な仕事だと思います。」味わいの歴史はこうして紡がれていくんですねー。
1973年リシュリー生まれ。「ミッシェル・ショーダン」などを経て2004年に独立。パリ・サンジェルマン地区にブティックをオープン。日本にもファンが多い。》
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『ブラジルの希少なカカオを使ったピュアなガナッシュ。ブラジルのシンボル「蝶々」をプリント。』
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ブラジル国旗模様の蝶がサイズ違いで3匹プリントされた長方形で、酸味と言う程はなさそうですが軽い爽やかな香りを追いかけてくるように熟したオレンジとかフルーティーな甘い香りも感じられ、切るとフルーツ系のお酢のような でも落ち着いた深みある香りとまろやかな香ばしさも感じられます
コーティングは72%だそうですが爽やかな香ばしさで食べやすく、ガナッシュはフルーティーな甘味からカフェオレのようなまろやかな香ばしさに変わっていき、まったりした香ばしさでココアのような感じもあります


C.ジャヴァフレデリック・アヴェッカー
Frédéric Hawecker フランス/シャトールナー
やっぱり愛です。愛がベストです。
「未来へ伝えたいこと・・。この仕事を愛して、最上のものを作ろうと努力すれば、ショコラやスイーツにその愛は感じられるということ。愛を込めてベストを尽くす。それが若い世代に伝えるべきことかな。」愛ひとすじにショコラを作れば、お客さまにもそれが伝わる。これはどの時代でも変わらないことだとアヴェッカー氏は、微笑むのでした。
1976年生まれ。2011年にM.O.F.を取得。確かな技術から製菓学校の講師を務めていたこともあり伝統的なショコラを若い世代へと引き継いでいくことにも大変熱心。》
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『ジャヴァ島産のカカオを使用したガナッシュ。強めの燻製香とスパイシーな味わい。』
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コーティングの表面に明るい茶色の粒々が見られ、トークショーで試食した時はスパイス系の香りはあるけどフルーティーでまろやかで美味しく感じていたのですが、このBOXでは少しの爽やかさとしっかりビター感も感じられる香ばしさに ほんのりスパイシーさを感じ、切るとスパイスと相まってビーフジャーキーなど旨みある香ばしい香りに感じられて面白いです
こちらのコーティングは70%だそうで スパイスというより燻製したような味わいで、ガナッシュは樹木のような爽やかな香ばしさがあり、特徴的ではありますが説明のような強さよりも自然な甘味を感じられます
トークショーでの試食は試食用のミニサイズなのかと思っていましたが、元から小ぶりだったんですね

 
D.マダガスカルクリスチャン・カンプリニ
Christian CAMPRINI フランス/ヴォール県オピオ
強く、自分らしさをショコラに注ぐ。
未来に残るショコラとは?の質問に「孫にまで伝えてくれるようなショコラってアイデンティティーが強く投影されているモノじゃないかな。自分自身とか地元とか。」では100年後のショコラは?「高級ショコラはとても貴重でものすごく希少なものになるでしょうね。でも世界中の人々がショコラを食べ続けていると思いますよ。」絶対そのはず!
3つ星店のシェフ・パティシエとして活躍後、2004年にM.O.F.を取得。一流ホテルなどへの卸を中心に、2012年には南仏のヴァカンス地、ヴォルヴォンヌにお店をオープン。》
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『カンプリニ氏が大好きなマダガスカル産のカカオにマダガスカル産バニラ、胡椒をアクセントに加えたガナッシュ。』
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公式ムックによるとオーガニックカカオを使用しているそうで、角に丸い突起物があり、バニラアイスにチョコをトッピングしたような甘い香りで 後からスパイシーな香りもしてきて、切るとまろやかな酸味を感じられます
突起の丸い部分はバニラのドライパウダーだそうで 食べるとバニラの良い香りが優しく続き、こちらはコーティング72%・ガナッシュ64%らしく、コーティングはバニラの香りが移りまろやかで香ばしくて、ガナッシュのバニラと胡椒は意外と合い 甘味がありながらもじんわりと底で胡椒がバニラを引き立て、香りより落ち着いた味わいでちょっと大人びたオシャレなビターチョコというイメージです


E.コロンビフィリップ・ベル
Philippe BEL フランス/リヨン地方モンブリゾン
男は黙って追求するのみ。
「まず、未来も僕は働いているだろうね。引退する気はまだないよ。量を増やすとか、お金を儲けるとかじゃなくて、仕事の質を追求したい。ショコラの未来?夢見るような高級車とその逆の車みたいに両極端のものが生まれているからね。僕らのような職人は憧れられるほうのショコラを作るために、さらにがんばるしかないね。」兄貴!ホレボレします〜。
2004年にM.O.F.を取得。大手メーカーでコンサルタントを長く務め、06年に独立。リヨンの郊外と市内に店舗。2013年にラボを新設。まじめで優しい人柄に惹かれるファンも多い。愛妻家。》
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『スゴく濃いショコラに仕上げたいというカカオ感満載のボンボンは、コロンビア産のカカオを使用。』
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表面にTのような碇のような凹凸があり、ビターチョコらしい香ばしい香りで甘さも感じられ、切ると万人から好まれそうな深みのある香ばしさと ほんのり酸味もあるけど苦くなさそうな食べやすそうな香りです
コーティングは少しシナモンの入ったビスケットのようなまろやかな香ばしさで、公式ムックによるとガナッシュは65%ということですが生クリームのまろやかな味わいと爽やかな洋酒が入ってそうな上品さがあって、香りよりもビター感は控え目でスペキュロスのような色んな味わいを感じられます

 
F.デルガドアルノー・ラエール
ARNAUD LARHER フランス/パリ
伸びてゆけ、カカオのクオリティ。
「10年、20年前と比べて、ものすごくカカオの質が向上しているんですよね。そのことで、未来のチョコレートは、さらに質の高いものができるはずです。」と目を輝かせるラエール氏。M.O.F.の審査員をつとめながら、自らのクリエイティビティも高めるべく美味を探求。たゆまぬ努力は当然のこと、カカオの未来が素晴らしきものであるよう願っている。
ピエール・エルメ氏に師事後、1997年に独立しパリに出店。2007年にM.O.F.取得。2013年にC.C.C.で5タブレット獲得。ルレ・デセール会員。現在サンジェルマン店を含む3店舗を運営。》
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『ベネズエラではポピュラーな名前のデルガドさん。その名前を付けた、ベネズエラ産のカカオのピュアガナッシュ。』
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Aパプワジと同じく薄く大きめで 表面が波打った上に2本線があり、こちらもビターチョコらしい香りですが爽やかさがあって、切ると爽やかさのある力強い香ばしさを感じられます
こちらはコーティングもガナッシュも70%だそうで、コーティングはしっかりビター感があり、ガナッシュは少し甘酸っぱいようなフルーティー感があって、コーティングとガナッシュが合わさるとバランスが良いので、これまでの中では一番誰でも食べやすくて美味しいと感じれるような ミルク派の方にも挑戦しやすいビターチョコだと思います

 
G.マンジャリクリスティーヌ・フェルベール
Christine FERBER フランス/アルザス地方ニーデルモルシュヴィル
宝物を次々に引き継いでいきましょう。
「パトリモワンヌとは引き継いでいくもの。例えば、ショコラ作りの先人たちが機械や道具を作る努力をしてくれたからこそ今がありますよね。私は過去のこういう『宝物』をとっても尊敬しているの。」とフェルベール女史。過去を知ることでショコラの歴史へ尊敬が生まれ、その気持ちこそがショコラの未来を作るってことですね〜。ステキです!
1960年アルザス生まれ。1980年に父の店「メゾン・フェルベール」のパティシエに。コンフィチュールの名手にしてショコラの名手でもある。》
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『カルダモンとレモンの風味を持つマンジャリガナッシュ。フェルベール氏は、とにかくマンジャリが大好き!
※デザインが変更になっております。(味に変更はございません)』
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同系色で薄らカカオポッドがプリントされ、レモンのような爽やかさと香ばしい甘味ある香りで、切ると爽やかさと香ばしさが相まって甘酸っぱいフルーティーなお酢のような香りにも感じられます
コーティングはビスケットのような香ばしさに ほんのり爽やかさがあり、ガナッシュはレモンが効いていて爽やかに甘いんですが 酸味はないので、フルーティーでこちらも誰にでも食べやすい味わいだと思います


H.アクアカオ コロンビアファブリス・ジロット
FABRICE GILLOTTE ファブリス・ジロット フランス/ディジョン
僕が未来で逢いたい人。
未来のショコラティエ像について伺うと「デザインだけにこだわったり、自分が前に前に出る人は淘汰されるよね。AからZまで基本がある人。己の哲学を持って、伝統とクオリティーと味を守り続ける人が当然のことながら生き残るでしょう。カカオからという流れも一方ではあるだろうけどね。」と語ってくれたジロット氏。そこのキミ! 肝に銘じなさい!
16才から修行を開始。26才でM.O.F.を取得。2008年以来、7年連続でC.C.C.が選ぶ最高のショコラティエの1人に選出。味だけでなくデザイン性にも評価が高い。》
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『マヤの人々が水とココアで作ったというドリンクをイメージ。コロンビア産カカオを主役に、煎ったカカオ豆のジュレをサンドした濃厚なボンボンショコラ。』
アクアカオ
原点に戻る 水からすべてが誕生した 本物で完璧な作品 華やかでありながら軽やかで はっとするような濃厚な食感 煎じたカカオ豆のジュレ入りピュアカカオのガナッシュ》
コロンビア:コーヒーとミルクキャラメルのアロマ。わずかに収斂性のある味わいを特徴としています。
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切れるより先に側面が割れてジュレが飛び出てきてしまいました…
マヤ人のドリンクをイメージということなのでその伝統模様なのでしょうか? カフェオレのような柔らかい茶色で模様がプリントされていて、苦味がありそうなしっかりビターな香ばしさで、切ると爽やかな甘さが香ります
コーティングはまったりした香ばしさに少し苦味もじわりと来る感じで、ガナッシュは爽やかさのあるエキゾチックなハーブのような少し薬っぽい雰囲気があり、ジュレというよりもとろりとしたテクスチャーでローストした香ばしさのあるハチミツみたいで、食感の面白さはあるんですが ハーブ系が苦手だと好みが分かれそうな気もします
公式ムックによると「甘さと軽い酸味が特徴のコロンビア産カカオ豆を使用。煎ったカカオ豆のジュレをガナッシュでサンド。」ということで、大昔はカカオは薬として色んな香辛料を混ぜて飲まれていたので、模様と共に想いを馳せながらアクアカオのシリーズを食べ比べるのも楽しそうですね

 
I.シエラネバダパティシエ エス コヤマ
Pâtissier es koyama 日本/兵庫
日本が誇るコヤマ・センス。
「今まで以上に自分らしく、表現の翼を広げていきたい」と言う小山氏。今シーズンのテーマは「SENSE」。50年の人生の中で出逢ったさまざまな刺激をショコラへと昇華させています。「ショコラティエ」としてだけでなく「カカオティエ」としてのスキルもさらに磨き上げていくそう。
2011年から4年連続パリのサロン・デュ・ショコラに出展。2011年、2012年、2014年に最も権威のある「外国人部門最優秀賞」を授賞。またC.C.C.の最高位を4年連続で獲得。》
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『カカオハンター小方真弓氏がコロンビアから厳選した希少で魅惑的なカカオを使用。』
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斜めに2本線が入った長方形で、爽やかで香ばしい深いビター香ですが 控え目な香り方で、切ると爽やかさとすごくクリーミーな香りがして驚きました
Colombia Cacao Origin No.3に同形のシエラネバダが入っているので同じものになるのでしょうか?(Φωl壁
《特徴:「カカオの果実のようなチョコレート」のイメージに忠実に作られた作品。5000m級の高山のすそ野に広がる森の中で育まれる、その澄んだ芳しい香りとふくよかな味わいには、"これがチョコレート?"という驚きが秘められています。
味覚イメージ:フェミニン&クール
赤ワイン(ボルドー)、レーズンに似た果実香、心地よい渋み》
ということで、確かにコーティングからワインやレーズンみたいな葡萄系の味わいがあり、ガナッシュはまろやかさもあるんですが香りのイメージよりスッキリと爽やかでコーティングより瑞々しいフルーツ感があって、特徴があるので好みの差も出てきそうですが 説明の様にワインやレーズンがお好きな方には好まれそうですね


J.ガナッシュ ナチュール グリュエパスカル・ル・ガック
Pascal Le Gac フランス/サン= ジェルマン= アン=レー
いつまでも自然体で、心をこめて。
「つねに自問自答しながら仕事をするんです。これで満足とか、必ずこれでうまくいくとか思わない。」明日は ? 1年後は ? と絶えず未来のことを考えているというル・ガック氏。「味覚も文化も全部違うお客さまをリスペクトして、質の良いものを、心を込めたものを作るように心がけています。」謙虚で、前向き、努力家。いつもながら頭が下がります。
2008年にパリ郊外にショップをオープン。2009年度から5年連続してC.C.C.の5タブレット、2014年度には金賞を受賞。大人気のショコラティエ。》
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『マダガスカル産カカオの上品な香りに魅せられたのが、創作のきっかけ。カリカリとしたカカオ豆の粗挽きの食感も。』
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点々とした突起が8個円状に並び、苦味ある力強いビターな香りもありながら 暫くするとまろやかな甘味ある香りもして、切ると酸味がありそうな香ばしいカカオニブがしっかり香ります
爽やかさのあるフルーティーなコーティングで後からビター感が広がり、ガナッシュの方が更にフルーティーで ニブは香りより強味がなく軽い香ばしさといった感じでガナッシュの水分でしっとりとなっていて、フルーティーな味わいが強いので香りやカカオニブ入りというイメージより食べやすく、ニブに慣れてない方でも美味しく食べれると思います


個人的にはF・G・J辺りが好みでしたが、日本向けだとミルクチョコ系の詰め合わせが増える中、Bean to Barにしても こういったビター系が増えてくれて今年は嬉しいです
セレクションボックスはお高いとはいえパトリモワンヌから売り切れ、他2種はまだ余裕があったので、こういった詰め合わせはまだ人気がないのかもしれませんが、来年もビター系のボックスがあることを願いたいです


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  Merry Christma

ということで、昨日のクラリスに続いてDEBAILLEULのショコラを…
CÉLESTINE(セレスティーヌ)に入っている2014年冬季限定ショコラの単品は ひいらぎの葉デザインの”ノワゼットミルク”だけ売り切れていたのですが、形状が違うだけで定番のメイユールアムールと同じ物ということだったので、他のクリスマスショコラ2種と共に追加購入し、ピール系も1本から販売されていたので試しに3種買ってみました
馬柄のジンジャービターとソリ柄のスペキュロスビターのみクリスマス限定フレーバーだそうなので、この2種があって良かったです

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こちらはアソートボックスではないので、容量に合わせたサイズの黒い箱に好きな物を詰めてくださいます
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リボンもかけれるようですが、自宅用と断ったのでシンプルに…

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リーフレットの方が箱より大きいので別付けになっていますが、クラリスと同じくボール紙が乗せてあり、中に取り扱いに関しての説明書きが入っているので、もしこれだけでプレゼントしてしまったとしても安心そうです
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切り込みに差し込んでシールで留めるようになっていて、アソートBOXじゃなくても内側まで凝っていますね
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パンプルムースは粉砂糖がまぶしてあるので、1本だけの購入でもわざわざ小袋に入れてくださいました
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ということでクリスマスショコラから…
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ジンジャービター (2014年冬季限定ショコラ)
《しょうがの刺激とカカオの香りが調和したビタープラリネ。
「雪の上を軽快に走る美しい馬」をイメージしたデザイン。》
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香りを確かめていたら写真を撮ったと思い込んでカットしてしまい、写真が…
花のような良い香りで甘さも感じられ、切ると香りは落ち着き気味になりますがジンジャーっぽさを感じられるように…
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ジンジャーが染みこんでいるのかコーティングは少しナッツのような感じもあるビターで、香りは弱かったのにプラリネはジンジャーそのもののようなしっかりした味わいで、コーティングと合わさると醤油のような風味も感じられます


MEILLEUR AMOUR (メイユール アムール)
《PRALINÉ/NOISETTES GRILLÉES CARAMELISÉES/CHOCOLAT AU LAIT
深煎りヘーゼルナッツのプラリネ入りミルクチョコレート》
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ナッツとビスケットのような香ばしい香りで、切ると深みあるナッツの香りがいっぱいに広がります
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コーティングのミルクチョコは上部だけ厚めだし形状も違うので素材は同じとしてもノワゼットミルクと少し感覚は変わりそうですが、プラリネというよりガナッシュの様にとろりとして濃縮したように濃く 甘味もありつつ味わい深くて、コク深いミルクチョコとマッチしてコーヒーと合わせたくなるような濃厚な味わいです


スペキュロスビター (2014年冬季限定ショコラ)
《ベルギーでは定番のスパイスの風味が香り高いビタープラリネ。
「プレゼントでいっぱいのそり」をイメージしたデザイン。》
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ほんのりビター感があり こちらの方がジンジャーのような良い香りと 少し爽やかなフルーティーさも感じられ、切るとスペキュロスらしいスパイス感とジャンドゥーヤのような落ち着いた香りを感じられます
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香ばしいビターコーティングで、香りよりスパイス感は控え目で ビスケットのような落ち着きもあるので食べやすく、口溶けは滑らかなのに噛むとシャリシャリと音がして面白いです
ソリをひいているイメージでこういった食感にしてあるのでしょうか…?



FRIANDISES(フリアンディス)…量りチョコレート
箱詰めされた状態でも販売されているのですが、ピール系やマンディアン、ロシェ等は1つから量り売りで購入できます
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 左:オランジェット・中央:シトロネット・右:パンプルムース
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ORANGETTE (オランジェット)
《ORANGES CONFITES/CHOCOLAT NOIR
オレンジピールをビターチョコレートでコーティング》
少しスモーキーなビターにほんのりオレンジの香りが感じられ、切るとオレンジが活き活きと広がります
コーティングはしっかりビター感がありますが、オレンジピールは中まで甘さが染みこんでフルーティーなので、落ち着いた味わいだけどしっかり甘味もあって子供から大人まで楽しめそうな美味しさです

CITRONNETTE (シトロネット)
《CITRON CONFIT/CHOCOLAT LAIT
レモンピールをミルクチョコレートでコーティング》
落ち着いたミルク感に少し爽やかさがあり、切った瞬間は少しレモンを感じたのですが切っても香りは弱いです
コーティングはボンボンショコラ同様落ち着いたミルクチョコで、レモンピールは周りがほんのり甘く爽やかで、切った感触ではしっかりしていたものの硬いほどでもなく、初めはミルクチョコの深みある味わいが強めですが、苦みはないのにピール独特のピリッとした感覚もあり後味が爽やかです

PAMPLEMOUSSE (パンプルムース)
《PAMPLEMOUSSE CONFIT/CHOCOLAT LAIT
グレープフルーツピールをミルクチョコレートでコーティング》
粉砂糖がまぶしてあるので金平糖とか甘い砂糖菓子のような香りで、切るとオランジェットやシトロネットより柔らかくグレープフルーツがフルーティーです
粉砂糖がまぶしてあるだけなのにコク深さはあるもののミルキー感がUPした感じで甘くなり、ピールと思えないくらいフルーティーなグレープフルーツ感があって、ホワイト~ミルク派や子供に好まれそうな味わいです


2015バレンタインコレクションに載っているオランジェットとシトロネットの箱売りを見ると、価格・g数は同じなのにシトロネットの方が倍入っているのでオランジェットは大振りなのかと思ったのですが、確かに太目でも倍もある感じはなく…?
オランジェットとシトロネットはまとめて量り売りだったので2本で259円、パンプルムースは粉砂糖がまぶしてあるから別なのかg当たりの単価が違うのか 値段を気にせず買ったので分からないのですが(苦笑、1本で量られ103円でした
オレンジはピールや輪切りにチョコがけされたもの等見かけることも多いですが、レモンピールは少ないですし、グレープフルーツピールまであるのは珍しく 幸福のチョコレート講座でフィリップパスクエ(スイス)のポンプルムスしか食べたことが無かったので、ピール系好きな方には種類が豊富な上に1本から好きな量で購入できるのは嬉しいですよね


原材料名:
<ジンジャービター> 不明
<メイユール アムール> 不明
<スペキュロスビター> 不明
<オランジェット>砂糖漬けオレンジ、カカオマス、砂糖、ココアバター、全粉乳、脱脂粉乳、乳化剤、香料、(原材料の一部に小麦、大豆を含む)
 アレルギー物質:小麦、乳、オレンジ、大豆 (オランジェット バロタンより)
<シトロネット>原材料:砂糖漬けレモン、砂糖、ココアバター、全粉乳、カカオマス、脱脂粉乳、乳化剤、香料、(原材料の一部に小麦、大豆を含む)
 アレルギー物質:小麦、乳、大豆 (シトロネット バロタンより)
<パンプルムース> 不明
内容:プラリネ×3粒、量り売りフリアンディス×3本
価格:1,334円(900+240+96+税) / 福岡三越 DEBAILLEUL



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※公式の講座の動画や当日の取材ニュースへのリンクは下部(続きを読むの手前)にまとめるので、ご覧になりたい方はスクロール長くてすみませんが本文飛ばして下へどうぞ

フェリシモ主催のチョコレートバイヤーみりさんによる幸福のチョコレート講座

こういう催しは関東圏が多く九州では中々無いし、幸福のチョコレート講座も九州初開催ということで、告知あった日に即申込み、後日「自分で買うと33400円以上になるチョコが試食出来る」というお知らせもあったので、この4ヶ月ほど楽しみに待っていました(*´д`*)ハァハァ 笑
でも、応募者が多い場合は抽選になるということだったし、福岡は開催が遅いので応募締切までの期間も長かったため、当選通知(?)は年末とか暫く先だろうと思い込んでいたら、申し込み翌日の10月8日の朝に席が確保できていると連絡が来ていて…
まさかそんな早いと思っていなかったのと、その頃バタバタしていたのもあって、12月に再送されるまでメールに気付かないという失態をおかしてしまい、振込期限は2か月ほど過ぎてしまっていたのですが、再送頂いてから即日振込・連絡して対応してもらえたので良かったです(ΦωΦ;)苦笑
もし関係者の方の目に触れる機会がありましたら、その節はご迷惑おかけして申し訳ありませんでした
東京は11月に4回もあったのに定員オーバーになっていたみたいで、今月も26・27日に追加開催されるということですが、福岡は1回しかないのに先着だったんでしょうか…?
1月10日の時点ではみりさんがtwitterで「福岡会場は定員オーバーでしたが、定員を増やすことになりましたっ。初九州ぜひお越しください。1月26日東京セミナーはまだ若干入れます。」と仰っていて、福岡会場はカフェだし少な目だろうとは思っていたのですが、定員は会場により20~50名ということだったので、定員増やしたならもっと多いものかと思っていたところ、新聞やテレビの取材の方もいらっしゃっていたので、どこまでが関係者でどこから参加者だったのかわからないのですが、平日というのもあってか一般参加者は15名程度だったように思います
中にはわざわざ鹿児島から参加されていた方も居らっしゃって、その方は神戸のも参加されているそうなんですが、土・日だったら福岡の講座参加したかったという方も沢山いらっしゃったんじゃないかな?と、自分の環境に感謝するとともに、きっともっと九州にもチョコLOVEな人沢山居るんですよ~!と言いたい位でした(笑)

因みに、福岡講座は14:00~15:30で天神のaperiというカフェが会場だったんですが、今日の予報は最高6℃/最低3℃ 降水確率50%で雨・雪…開催時間頃は3℃で雪が降ったり止んだりと、こんな日に限って生憎の空模様でした
そんな天気と遠いのに、わざわざ神戸からいらっしゃってくださったみりさんとフェリシモの関係者様に感謝です
会場はゆったりした椅子で、チョコレートとパンフレットが席ごとに置かれてあり、受け付けで名前の確認と福岡の会場は1ドリンク別なのでそのオーダーをして、お好きなところにどうぞ~というスタイルで、会場によって少しずつ試食の内容が異なるんですが、福岡会場は↓この9種+オマケの計10種でした
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私は前の席だったので後ろの方々があまり分かりませんでしたが、反応的に参加者の皆様は普段からフェリシモで買い物されている方ばかりだったようで、「昨年は幸福のチョコレートでコレ買いました~」なんて声も挙がっていて、私もチョコ以外の買い物もしたことはあるのですが私が一番新参者っぽい感じで…((Φωl壁 笑

と前置き長くなってしまいましたが、昨日の「世界の果てまでチョコレート/バイヤーみり」の方のみりさんの紹介は本のままなので、みりさんはバイヤー歴17年になり、初めはチョコがあまり好きではなかったというのに、今では食べただけでどこの国のチョコか分かるようになったほどの努力家な方で、講演をするようになったのはここ数年ということなんですが、機械での大量生産ではなく手作りの愛あるチョコを世界各国田舎の方まで探しに行って交渉しカタログを作って販売してくださったり、ガーナのカカオ産地まで行ってカカオの苗木を植えたりと行動力もあって、親しみやすい雰囲気であたたかく面白い素敵な方です

まず初めにチョコレートの用語から説明してくださり、よくあるトリュフは粉がけしてあるので海外のものだと箱の外にまで飛び散ったりして日本ではNGとされていて中々販売ができなかったそうなんですが、やはり美味しいものは伝えたい!と、今はその注意点を記載して販売されているということです
ソリッドは中に何も入っていない薄い四角のチョコでテイスティング向きのものということだったんですが、ゴディバのカレや森永のカレ・ド・ショコラ等 カレ(carré:四角という意味)と名の付いたチョコが多いので、こういうものがカレで、ソリッドはブロックみたいなもっと大きな塊を指すのかと思っていました(ΦωΦ;)笑
ベルギーに多いモールドの型物チョコは、処分されるところだったという型を救いだし持ってきてくださって、作り方の説明や実際に型を持たせてもらえました
海外はプリントチョコも豊富で、プリントに使われている素材も天然由来の物が多いらしいのですが、明確な基準が無い為にこれも輸入し難く、輸入する場合は日本でプリント素材を作りそれを輸出してから貼ってもらったり、チョコを輸入してから日本で貼る とかになってしまうということで、安全に配慮するのは良いもののこういう制限で味わえないのは勿体ないなぁと思ってしまいました(´・ω・`)
中身の2大巨頭のガナッシュは、中がとろんとやわらかくハーブや生クリームを使ってあるので日持ちがしないため、旅行で楽しんだりお土産にする場合は注意ということや、もう一つのプラリネはナッツをキャラメリゼして砕いてチョコと混ぜたものなのですが、同じくナッツをペーストしたものでもジャンドゥーヤはキャラメリゼしていないのでシャリシャリしない という違いの説明もありました

そしてカカオについての説明もあり、カカオポッドも持ってきてくださっていて持たせて貰えたんですが、乾燥しているので軽く、中でコロコロとカカオが動いているのでマラカスみたいになりそうと思ったり…(*ノ ノ)ポッ 笑
カカオの生産量1位はコートジボワールで、日本の大半は2位のガーナから輸入しているんですが、ガーナでは児童労働が問題になっていたり、カカオの苗も植民地時代のままで老木になり、普通1年に2回収穫できるのに1回しか収穫できなくなっているので、基金を通じて苗木をプレゼントしているそうです
児童労働はカカオに限った問題ではなく、コーヒーや紅茶、綿花、バナナ…色々な物に関係してるし、人身売買もあったりと、私たちが美味しいと笑顔をもらったり安く便利に利用できている裏では辛く悲しいことも多いのですが、ガーナでは1日1ドル以下の生活でも皆ゴスペルを歌って楽しそうにしていたり、携帯を持っている人も多いらしいです
でも労働は子供がすればいいというような感覚で情報が伝わりにくいので労働意欲がなく、教育が行き渡ってないので九九や計算が出来ずに騙されやすいらしいです…
生産者が居るからこそ仲買人の方も加工業者も販売会社も生活出来て、消費者も楽しめるんだから、騙したりせずにお互いが笑顔で生活できるような関係であってほしいものですね

モールドもカカオポッドも順番に回していくので写真は撮れなかったんですが、前からカカオポッド欲しかったので最後にみりさんとお写真撮ってもらった時にまた持たせてもらえたのも嬉しかったです
みりさんやカカオポッドは見て欲しいのですが、私がお目汚しになるので続きを読むの方にこっそり貼っておきます((Φωl壁

ということで、各国の説明とともに上記写真の上から時計回りに試食スタートです

*スイス*
スイスはミルクチョコ発祥の地なんですが、特に個人店は輸出を好まないそうで、リンツなど大手のみしか他国には出回っていません
というのも、スイスはユーロ圏とは違い永世中立国でスイスフランが強く、平均所得がニューヨークの倍ほどもあるので物価が高いため、日本で800円くらいのカレーがスイスで食べると3000円という差で、板チョコ1枚が1500円もするんだとか
「フランスやベルギーなど他のヨーロッパはビジネスのチョコだけど、スイスは伝統と技術が誇りで、スイスのショコラティエは不景気を感じたことがないからビジネスを考える必要が無い」というようなことを色んな方が仰るそうで、国外に出る機会が少なくて中々お目にかかれず、みりさんも10年かかってやっと紹介することが出来たという事でした
その努力に感謝ですね~

*スイス(チューリッヒ) Honold(ホノルド) ジェトン 日本初上陸
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バイヤーみりさん悲願の本物スイスチョコ
その中でも今年目玉の、水の都チューリッヒにある1905年創業の老舗ホノルドの商品のひとつで、こちらはホワイトチョコにストロベリーが入っているんですが、チョコは薄めでパリッとしていて、ストロベリーの粒も小さいのに量が多いのでサクサクと楽しくて、ただのイチゴチョコじゃないフルーツらしい甘酸っぱさが広がり豊かな味わいでした

フェリシモのHPでは他に、亡くなった元社長を想って作ったというトンカ豆、塩の華をブレンドした極薄ヌガーの層を、クリオロチョコとミルクチョコでカバーしたという一粒で物凄い仕事量の今年一番のチョコとオススメされているロティーベストや、キャラメリゼしたカリカリのアーモンドをホワイトチョコで包み、カカオパウダーでカバーしたミルク際立つスイスらしいアーモンドチョコの3種取り扱いがあり、普通スイスのお店でもパッケージはスペインや中国など外国物を使うことが多いんだそうですが、こちらは箱までスイス製というこだわりなんだそうです
そして、この時期はアネトンという春を呼ぶという虫のチョコが人気で母の日に贈ったりするそうなんですが、大きいアネトンの中に小さなアネトンが入っているそうで、みりさんは控えていたのに見た目は某Gみたいだとショコラティエさんも仰っていたそうです(笑)


*スイス(ジュネーブ) Philippe Pascoёt(フィリップ パスクエ) ポンプルムス 日本初上陸
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こちらもスイスのチョコで、オランジェットやシトロネット等オレンジやレモンピールの物はありますが、これはグレープフルーツピールをキャラメリゼしてチョコレートでコーティングしたもので、ドライフルーツの感触とキャラメリゼされたシャリッとした食感があり、甘いんですがグレープフルーツの爽やかさもありました

パスクエさんはフランス人なのですが、スイスに勉強に来てそのまま2003年にお店を開かれたということで、スイスらしさとフランスらしさを合わせた絶妙な作品はチョコレートの宝石と評されて、2006年にはジュネーブ市最優秀職人賞受賞、2007年にはパリのサロンドショコラで栄誉賞受賞、2008年にも、サロンドショコラ優秀賞受賞、ジュネーブ市最優秀ショコラティエ賞を受賞しているそうです
ポンプルムスの他には、日本の生チョコはスイスのパヴェ(石畳という意味)をイメージして作られているのですが、そのスイスを代表するパヴェもあるし、トッピングしたヘーゼルナッツ、クルミの香ばしさと、オレンジコンフィのほろ苦さが驚くほどマッチしたスイスでは珍しいダークチョコがベースの素材の味が際立つモンディヨン、そしてWEB限定のスペイン産のアーモンドをローストして、キャラメライズしたのち、ミルクチョコと塩の華をミックスしたキャラメルでコーティングしたアーモンドロワイヤルの4種取り扱われています


*スイス Villars(ヴィラーズ)
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スイスミルクを100%使用、伝統的レシピで作られたスイスチョコの決定版ということで、みりさんはスイスが本気を出したミルクチョコ、キングオブミルクチョコと評されています
こちらはソリッドタイプみたいに薄くてテイスティングしやすい形なのですが、ミルク桶の形なのが可愛いくて、スイスのミルクは若干キャラメル風味と仰っていた通りに、濃厚なミルクなんですがキャラメル風味が感じられました


*フランス*
世界中のショコラティエがお手本にするチョコレート大国フランス
フランスでもチョコは高価なものとされているのですが大きく見せることはなく、四角が多くて見た目は地味で、高さは5~6mmと低くて上に積むように隙間なく詰めてあるので、1個外すと戻せないものが多いらしいのですが、それが良いショコラティエさんの証でもあり、味の種類が豊富で一口サイズの小さいものが多いけど味は濃厚ということで日本に合うようです
ホワイトチョコは少なくビターが多くて、ばくばく食べるような子供向きのものより、じっくりと味わって食べる大人向きのチョコが多く、ベルギーより1000円程高めなんだそうです
箱に仕切りのあるものは日本向けに作ってもらっているものが多く、お土産でフランスのチョコを貰った時には下にもないか確認してみて~と仰っていました

*フランス(アンジェ) Louvigny(ルヴィニー) ガナッシュトリュフ
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コアントローはお菓子作りでもちょこちょこ耳にしますが、アンジュが発祥ということで、こちらはそのコアントローを使ったガナッシュがホワイトチョコに包まれているトリュフなんですが、アルコール感は後を引くことはないもののコアントローの風味が豊かで、ホワイトチョコといっても甘ったるくもなく食べやすくて、とてもやわらかくて美味しかったです
↑歯型くっきりで見た目すみませんが(苦笑、昨年登場して大好評なんだそうで、ホワイトチョコじゃなく周りがダークチョコバージョンもあったら更に素敵そうだなぁと思ったり(*´д`*)笑

こちらのお店は奥様が日本人でフランス人の旦那様と一緒に作られているそうなんですが、売れるチョコを残し日々レシピに改良を重ねていってる努力家な方で、日本に試食のチョコが贈られてきた時には、タオルやエアークッションなどで何重にも包装してあり、その時点で愛情がこもっているのを感じられる程チョコレートへの想いの強い方達ということで、ローストしたナッツのサクッと軽い香ばしさが絶品な日本人好みの上品なひと口サイズのミルク&ダークチョコのプラリネ、チョコの2大主役、ガナッシュとプラリネが食べ比べできる様々な風味が6種類入ったアソートのLOVE&THANKS ダイジェストは、2011年パリのチョコレート愛好会主催のコンクールで「金の豆賞」を受賞した自信作だそうです


*フランス(アンジュ) La Petite Marquise ケルノン ダルドワーズ (右 青)
*フランス(ショレ) Mouchoirs(ムシュワール) ダ ショレ(左 赤) 日本初上陸
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見た目が鮮やかな青いチョコと赤いチョコ
こちらは別々のお店のものなのですが、これを作っている二人はお友達で、でもフランスは真似を好まない気質ということで、見た目は似ていても食感も味も全然異なります

ケルノン ダルドワーズは、この地方の青い瓦をモチーフにしたチョコで、神戸で言うところの瓦せんべいと仰っていましたが(笑、キヨスクで見つけたお土産品だったそうで、食品業界では青いものは売れないと言われるのにどんどん予約が入り、ここ数年の幸福のチョコレートの人気キングなんだそうです
中はカリカリとすごく歯ごたえの良い香ばしいヌガティンで、青くても苦味とか変わった味はなく、見た目に反してかなり甘いです
国際菓子展で最高のブルーリボン賞にも輝いた逸品で、大量生産できない希少品なんだそうですが、前まではダ ショレみたいに箱入りだったのに日本のためにフェリシモ限定で6個入りの缶タイプを作ってくれたそうで、他に箱入りの2枚×5箱タイプと、大きな缶入りの200gのタイプも取扱いがあります

対してダ ショレは、オレンジ風味のアーモンドペーストとプラリネを赤いチョコでカバーしたもので、写真でも2層になっているのが分かると思うのですが、マジパンなので柔らかく、こちらも甘いもののケルノンよりやさしくて、交差した2本のラインがオシャレです
このラインは繊維を表していて、チョコの名前もフランス語で“ショレのハンカチ”を意味し、1700年代に活躍したこの地の名戦士の追悼を込めて、地元の特産品である織り物を使って作られた赤いハンカチがモチーフになっているんだそうです
こちらも2個×5箱のタイプがあるので、ケルノン ダルドワーズとセットで渡すのもオススメされていました


*フランス エマニュエル・ブリエ フィネッス エ パレット WEB限定品
幸福のチョコレート講座 2014 ビター
↑これだけ個別写真撮り忘れたので、集合写真からの切り取りで更に画質悪くてスミマセン(´・ω・`)
こちらがWEB限定品になっているのは遅れてきたのでカタログに間に合わなかったからということなんですが(笑、すぐれたショコラティエ150名と著名人で構成される、フランスでもっとも権威のあるチョコレートの勲章「クラブ・デ・クロクール・ドゥ・ショコラ」のメンバーであり、5段階あるうち最高位の5タブレットに次ぐ4タブレット受賞者で、本来はカカオ72%のビターチョコと塩バターキャラメルの粒をコーティングしたミルクチョコとセットなんですが、そのビターチョコの方がこちらです
ビター好きとしてはカカオの味わいを楽しめて今回の中で一番好みの味で、「遅れてきたスーパースター このページにたどりついた人はチョーラッキー」と書かれていて気になっていたので嬉しかったです

こちらはこの1種のみですが、年間予約のフェリシモ限定チョコの4月の便に含まれているので、申込みしようか考えているところです(ΦωΦ*)
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*スペイン*
スペインはピンキリが激しいけど、ピカソやガウディ等天才の国なのでピンは世界一ということで、チョコの味も見た目も芸術性があり、その中でも特にバルセロナが凄いそうです
普通な物は普通だけど一握りの天才が凄いそうで、CDやDVD付きだったり仕掛けがあったり、遊び心というのか表現の範囲が広くて、個人的にスペイン好きで今回バレンタイン便でスペインのもの頼んだのですが、とてもマニアックで買う人居るの?!という様な商品らしかったです…(ΦωΦ;)笑

*スペイン(バルセロナ) bubō(ブボ) マカデミアナッツチョコ
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普通のマカダミアナッツチョコのイメージよりかなり大きいこちら
大粒のマカデミアナッツをホワイトチョコでカバーしてビターなココアパウダーでコーティングされているのでボリュームがあり、時間差で味わうことを計算されていて、後からくる塩味が効いています

みりさんは普通持ち帰ったチョコを皆で分けるそうなんですが、これだけは机に入れて一人で食べた程お気に入りだったそうで(笑、去年のナンバーワンと聞かれたらコレということで、男性にもオススメだそうです
パッケージが地味なのでリニューアル予定と話されていましたが、マカダミアナッツチョコ好きでこれも気になっていたので、塩味の効き具合が父が好みそうなので追加購入予定です
因みにこちらのショコラティエさんは、スペインの「ベストマスターパーティー」にも選ばれた実績を持つ有名パティシエで、お店の商品のレイアウトも宝石店みたいな感じでオシャレで流石です


*ベルギー*
ベルギーはモールドの型ものが多いそうで、味はもちろん手抜きもなく一生懸命綺麗に作ってあるのに、500g・1kgとかの量り売りで、手袋をして掴んでガサッと詰めちゃうような大らかな人柄なんだそうです
ライバル心がなく、みりさんが美味しいチョコを探しているのを分かっているので、知り合いでもなんでもないただ自分がリスペクトしているという他のショコラティエさんの所まで車に乗せて連れて行ってくれて、通訳までしてくれるような良い人が多いそうで、行ってみたくなります

*ベルギー(コルトレイク) チョコフィーノ バード
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色んな柄があるので席によってそれぞれ違うんですが、とりあえず見た目がかわいい~(*´∀`*)
中のガナッシュはクリームみたいにすごくやわらかくて、少し洋酒っぽいような上品さがあるので大人も楽しめます
こちらはフェリシモオリジナルで、プリントを日本から輸入してベルギーの人気店に作ってもらったということで、箱も鳥かご風で可愛く、スタッフ人気ナンバーワンだそうです


そしてオマケとしてもう一品が…
*フランス(パリ) ROY(ロワ) LOVE&THANKS チョコ
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見た目はエマニュエル・ブリエのチョコと似ていますが、こちらは上品なソルトキャラメルの風味が広がるミルクチョコと、カカオニブ(粒)の歯ごたえとほろ苦さが大人テイストのダークチョコの2種のセットのミルクチョコの方です
塩味が効いているのですが強すぎず、ソルトキャラメルというようにキャラメルも感じられて、みりさんが「チョコの素晴らしさを教えてくれた味の先生!ロワ様~」と仰っていたのでずっと気になっていたのですが、塩味系はあまり好まないものの、こちらは確かにバランスがいいです
私はカカオニブ入りのビターチョコが気になっていたのと、みりさんの紹介文を読んで気になっていたのでホワイトデー便で頼んだのですが、ソルトキャラメルのミルクチョコというのがどれ位なのか気になっていたので、これだと楽しめる範囲で良かったです(*´∀`*)
こちらはパリの高級住宅街でマダムに絶大な信頼を得ている老舗のチョコで、上質な素材にこだわり、頑固なまでに手作りでクオリティーを守り続けていて、カタログに載せるには地味な見た目で高額なので悩んだそうなんですが、シンプルなのにリピーターが多いそうで、一枚出すと戻せない程隙間なくびっしりと詰まっているというのもフランスらしいなぁと思いました

そういえば、本社の神戸の回だけ秘密のチョコレートもあると事前にお知らせあっていましたが、何があったんでしょう?(*Φωl壁
他の会場では試食にカノニカのギモーヴビチェリンのクレミノルヴィニーのプラリネエンリコ ロヴェイラのストロベリーボンボン 等もあったようです


またTwitterでも製作途中からお知らせがあっていましたが、スウィーツ英会話という、みりさんが訪れた街やショコラティエさんを紹介しながら、賞味期限やアレルギーだとか、こういう看板があったら注目!というような裏情報満載の、とっておきのスイーツを見つけるための旅行英会話のプログラムが出来ていて、そのお知らせも少しありました
こちらは12ヵ月に渡って各月CD1枚+テキスト1冊+オリジナルチョコモチーフのノートやペンケース、ピルケース、パスポートケース、ネームタグ…と旅行に役立つプチ旅グッズも付いてきて、月2,100円になっています


そして質問タイムでは、ザ チョコレート ラインが気になるという声があり、ベルギーで注目の1人でゴー・ミヨに選ばれる程世界的にも高く評価されテレビに引っ張りだこな方らしいのですが、テレビではあまり映らないものの全身タトゥーで、他の人から紹介されてカタログに至り、今回取り扱っているのはコーラの味がするけどちゃんとチョコの味もするという代表作のコーラのもので、他にもわさびフレーバーや注射器型など特徴あるチョコを作ってらっしゃるということでした

また、珍しい質問・良い質問をしてくれたというジョン&キラズ チョコビーの模様については、完成後色を吹き付けたもので、立体に色付けは珍しいということでした
このチョコビーは日本でフェリシモだけの取り扱いで、アメリカはギフト大国でパッケージが上品で立派で、チョコを取ると「蜂は一生のうちティースプーン1/3のハチミツしか集められない」など、1つずつ異なったハチミツにまつわるメッセージが書かれているんだそうです

カノニカ ギモーヴが気になるという質問では、若手の集団だけど既にスイスの空港に入るくらい技術があり、日本初上陸のもので、想像するより倍位かたく食べ応えがあるそうです
日本では柔らかいならとろけるような柔らかいだけとかですが、ヨーロッパでは柔らかい+硬いとか、パリッとしつつも柔らかいとか、食感の差が大事なんだそうです

そして何の話からだったか、イタリアについても説明がありました
*イタリア*
カファレル等、万人に好かれる味で、必ずヘーゼルナッツを30%入れるので、良い意味でどこも味は同じだけどコーヒーに凄く合って、チョコはカフェで売られていることが多く、観光客が必ず訪れる250年の歴史あるビチェリンというホットドリンクは、一番下にチョコレート+中間にエスプレッソ+一番上がホイップクリームで、とても濃厚でビターな味わいだそうです


あっという間の1時間半だったんですが、普段ビター系が主で中々自分では買わないようなチョコを試せたのも良かったし、自分が偏りあるので、プレゼントを考えた時にこうやって試せていると役立つので有り難かったです
元から書く気満々で参加したものの、ブログへの写真の掲載許可を頂く時に、「感想をみなさんにお伝えください。ぜひ、ぜひ。」と仰って下さったので、なるべく漏らさぬようにと書いていたのですが、イベントの時間よりブログにまとめる方が時間かかってますね…(ΦωΦ;)笑
でもそれくらい濃く楽しい内容だったので、是非また来年も九州で開催してほしいと願っています(*Φωl壁



みりさんによる幸福のチョコレート講座の動画…こちらは①~⑩まであるんですが、参加される前に見ると楽しみが無くなってしまうかもしれないので、参加出来ないけど行ってみたい方や、行った後の復習に良いと思います
2014/1/21福岡会場のNHKのWEBニュース…こちらはこの福岡会場の雰囲気を知りたい方へ


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