福岡会場は先行が1/28で、1/29~2/14まで開催されており、一般初日は夕方になってもセレクションBOX全種余裕があったのですが、31日に行ってみると今年のテーマになっているショコラ・パトリモワンヌ ユニヴェルセルは完売していて、パトリモワンヌは18種と沢山のショコラティエの方々の多様なフレーバーが楽しめるので気になったものの、お値段も1箱9,990円とかなりのものなので、それならこちらのカカオにこだわったセレクションの方が好みに合いそうに思い、ワールド チョコレート マスターズと2種買って同じ位になるので 今年はメインテーマのBOXは止めようと思ったのですが、福岡会場はワールドチョコレートマスターズの取り扱いはなく、代わりにあった赤い箱のM.O.Fセレクションは一部昨年と同じショコラが入っていたり、個別に購入したブランドのアソートBOXと内容が被っているものもあるということだったので、結局こちらのみにしました
福岡会場はブランド数が少ないのに既に色々買い込んでしまい、賞味期限的に計画的に食べないと…という状況なのに今日もサロン・デュ・ショコラ3回目行く予定なのでまた買ってしまいそうですが(笑、やはり初めはセレクションボックスからいきたいと思います(*ΦωΦ)Ψ
Origine CACAO オリジン・カカオ
商品名:SELECTION BOX オリジン・カカオ
名称:チョコレート菓子
原材料名:カカオマス、砂糖、ココアバター、クリーム(乳製品)、バニラビーンズ、全粉乳、バター、カカオ豆、転化糖、ぶどう糖(小麦由来)、ブラウンシュガー、黒こしょう、牛乳、カカオニブ、カカオエキス、コーヒー、カルダモン、レモン果皮、洋酒、ソルビトール、乳化剤(大豆由来)、甘味料(イソマルト)、ゲル化剤(ペクチン:りんご由来)、酸味料、香料、安定剤(カラギーナン)、着色料(青2、二酸化チタン、黄4、赤102、赤40、黄5、青1、ウコン、コチニール、炭末)
内容量:10個 (10ブランドから各1個)
賞味期限:2015年2月14日 (1/31購入)
原産国名:フランス、日本
※セレクションボックスは海外より輸入したショコラ(一部を除く)を日本国内で詰合せております。
価格 ¥5,400(税込み):5,000+消費税400=5,400円 / 岩田屋 サロン・デュ・ショコラ催事場
公式ムック『ショコラティエ自らが、ショコラと産地を見つめ、ショコラティエとしての拘りを表現する「カカオの素材」をテーマにしたショコラをセレクト。
パッケージデザインはサロン・デュ・ショコラの主催者である、イベントインターナショナル社フランソワ・ジャンテ氏の手によるもの。』
仕掛けの細い切り込みが沢山あるため破れたりしないようになのか、箱を透明フィルムで包んであって丁寧で、箱はサイドから焦げ茶のゴムで留めてあります
こちらのセレクションボックスはツマミを引くと絵柄がカカオの産地→消費者への流れを表しているのか?、初めのイラストでは碇を降ろした船に沢山のカカオポットが積み込んであり、テーブルの上にもカカオポッドが山積みになっていて、ポッドを割ってカカオ豆が取り出され、オウムのカラフルな色合いも産地のイメージに馴染むんですが、現地ではオウムもカカオの実を食べていたりするのでしょうか?
↓
↓
ツマミを引くと「CHOCOLATERIE」という文字の通り 様々なチョコ菓子のイラストに変わり、紅茶を飲みながらショコラを食べている人達や外の通りを歩いているカップル等 お店や町の風景が描かれていて、ツマミ部分にも「2015」と現れます
筆記体が判別しにくいので違うかもしれませんが、オウムが居る絵柄の左上部分を翻訳サイトで意味の通るように読み取ってみると、「et pour toujours..... du bon chocolat S.Douce F.Jeantet」=「そして永遠に..... 良いチョコレート シルヴィー・ドゥース フランソワ・ジャンテ(主催者)」となるので、今年で20周年を迎えたサロン・デュ・ショコラへのメッセージが込められているようですね
蓋があまり開かないので写真が撮り難いのですが、ショコラの入ったトレーの上に透明フィルムが、その上に茶色の厚紙が乗っていて、焦げ茶色のパラフィン紙で包んで金の丸いシールで留めてあり、説明書きも入っています
蓋を開けただけだと甘味の方が強く香ったんですが、フィルムまで外すと香ばしいチョコの香りを感じられます
それでは、左上のAから順番に…
因みに 各ショコラティエのコメント・プロフィールは、サロン・デュ・ショコラ公式サイトにある今年のテーマ“未来へのオマージュ”に対するものです
『グレープフルーツ風味のペッパーを使用し、パプアニューギニア産のカカオの魅力を引き出したガナッシュ。今までのケストナーとは一味違う。』
他に比べて薄く大きめの正方形に盛り上がった円が2つデザインされ、本当にグレープフルーツのようなほんのり苦味あるすっきりした爽やかな香りに 少しスパイス感を感じられ、切るとジューシーな甘さも出てきて後からカカオの香りがしてきます
『ブラジルの希少なカカオを使ったピュアなガナッシュ。ブラジルのシンボル「蝶々」をプリント。』
コーティングは72%だそうですが爽やかな香ばしさで食べやすく、ガナッシュはフルーティーな甘味からカフェオレのようなまろやかな香ばしさに変わっていき、まったりした香ばしさでココアのような感じもあります
『ジャヴァ島産のカカオを使用したガナッシュ。強めの燻製香とスパイシーな味わい。』
こちらのコーティングは70%だそうで スパイスというより燻製したような味わいで、ガナッシュは樹木のような爽やかな香ばしさがあり、特徴的ではありますが説明のような強さよりも自然な甘味を感じられます
『カンプリニ氏が大好きなマダガスカル産のカカオにマダガスカル産バニラ、胡椒をアクセントに加えたガナッシュ。』
公式ムックによるとオーガニックカカオを使用しているそうで、角に丸い突起物があり、バニラアイスにチョコをトッピングしたような甘い香りで 後からスパイシーな香りもしてきて、切るとまろやかな酸味を感じられます
突起の丸い部分はバニラのドライパウダーだそうで 食べるとバニラの良い香りが優しく続き、こちらはコーティング72%・ガナッシュ64%らしく、コーティングはバニラの香りが移りまろやかで香ばしくて、ガナッシュのバニラと胡椒は意外と合い 甘味がありながらもじんわりと底で胡椒がバニラを引き立て、香りより落ち着いた味わいでちょっと大人びたオシャレなビターチョコというイメージです
『スゴく濃いショコラに仕上げたいというカカオ感満載のボンボンは、コロンビア産のカカオを使用。』
表面にTのような碇のような凹凸があり、ビターチョコらしい香ばしい香りで甘さも感じられ、切ると万人から好まれそうな深みのある香ばしさと ほんのり酸味もあるけど苦くなさそうな食べやすそうな香りです
コーティングは少しシナモンの入ったビスケットのようなまろやかな香ばしさで、公式ムックによるとガナッシュは65%ということですが生クリームのまろやかな味わいと爽やかな洋酒が入ってそうな上品さがあって、香りよりもビター感は控え目でスペキュロスのような色んな味わいを感じられます
《伸びてゆけ、カカオのクオリティ。
『ベネズエラではポピュラーな名前のデルガドさん。その名前を付けた、ベネズエラ産のカカオのピュアガナッシュ。』
こちらはコーティングもガナッシュも70%だそうで、コーティングはしっかりビター感があり、ガナッシュは少し甘酸っぱいようなフルーティー感があって、コーティングとガナッシュが合わさるとバランスが良いので、これまでの中では一番誰でも食べやすくて美味しいと感じれるような ミルク派の方にも挑戦しやすいビターチョコだと思います
『カルダモンとレモンの風味を持つマンジャリガナッシュ。フェルベール氏は、とにかくマンジャリが大好き!
※デザインが変更になっております。(味に変更はございません)』
同系色で薄らカカオポッドがプリントされ、レモンのような爽やかさと香ばしい甘味ある香りで、切ると爽やかさと香ばしさが相まって甘酸っぱいフルーティーなお酢のような香りにも感じられます
コーティングはビスケットのような香ばしさに ほんのり爽やかさがあり、ガナッシュはレモンが効いていて爽やかに甘いんですが 酸味はないので、フルーティーでこちらも誰にでも食べやすい味わいだと思います
『マヤの人々が水とココアで作ったというドリンクをイメージ。コロンビア産カカオを主役に、煎ったカカオ豆のジュレをサンドした濃厚なボンボンショコラ。』
《アクアカオ
原点に戻る 水からすべてが誕生した 本物で完璧な作品 華やかでありながら軽やかで はっとするような濃厚な食感 煎じたカカオ豆のジュレ入りピュアカカオのガナッシュ》
切れるより先に側面が割れてジュレが飛び出てきてしまいました…
マヤ人のドリンクをイメージということなのでその伝統模様なのでしょうか? カフェオレのような柔らかい茶色で模様がプリントされていて、苦味がありそうなしっかりビターな香ばしさで、切ると爽やかな甘さが香ります
コーティングはまったりした香ばしさに少し苦味もじわりと来る感じで、ガナッシュは爽やかさのあるエキゾチックなハーブのような少し薬っぽい雰囲気があり、ジュレというよりもとろりとしたテクスチャーでローストした香ばしさのあるハチミツみたいで、食感の面白さはあるんですが ハーブ系が苦手だと好みが分かれそうな気もします
《日本が誇るコヤマ・センス。
『カカオハンター小方真弓氏がコロンビアから厳選した希少で魅惑的なカカオを使用。』
斜めに2本線が入った長方形で、爽やかで香ばしい深いビター香ですが 控え目な香り方で、切ると爽やかさとすごくクリーミーな香りがして驚きました
ということで、確かにコーティングからワインやレーズンみたいな葡萄系の味わいがあり、ガナッシュはまろやかさもあるんですが香りのイメージよりスッキリと爽やかでコーティングより瑞々しいフルーツ感があって、特徴があるので好みの差も出てきそうですが 説明の様にワインやレーズンがお好きな方には好まれそうですね
『マダガスカル産カカオの上品な香りに魅せられたのが、創作のきっかけ。カリカリとしたカカオ豆の粗挽きの食感も。』
点々とした突起が8個円状に並び、苦味ある力強いビターな香りもありながら 暫くするとまろやかな甘味ある香りもして、切ると酸味がありそうな香ばしいカカオニブがしっかり香ります
爽やかさのあるフルーティーなコーティングで後からビター感が広がり、ガナッシュの方が更にフルーティーで ニブは香りより強味がなく軽い香ばしさといった感じでガナッシュの水分でしっとりとなっていて、フルーティーな味わいが強いので香りやカカオニブ入りというイメージより食べやすく、ニブに慣れてない方でも美味しく食べれると思います
個人的にはF・G・J辺りが好みでしたが、日本向けだとミルクチョコ系の詰め合わせが増える中、Bean to Barにしても こういったビター系が増えてくれて今年は嬉しいです
セレクションボックスはお高いとはいえパトリモワンヌから売り切れ、他2種はまだ余裕があったので、こういった詰め合わせはまだ人気がないのかもしれませんが、来年もビター系のボックスがあることを願いたいです
続きを読む