ARNAUD LARHER今年のサロン・デュ・ショコラのテーマと同じアソートもあったのでそちらも気になったものの、昨年のセレクションボックスSELECTION La Magieのマジが見た目も可愛らしく フルーツ系ながら落ち着いたビター感もあって好みだったので、フルーツ系を試してみようかとモンブランの方を選んでみました
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ARNAUD LARHER アルノー・ラエール フランス/パリ
伸びてゆけ、カカオのクオリティ。
「10年、20年前と比べて、ものすごくカカオの質が向上しているんですよね。そのことで、未来のチョコレートは、さらに質の高いものができるはずです。」と目を輝かせるラエール氏。M.O.F.の審査員をつとめながら、自らのクリエイティビティも高めるべく美味を探求。たゆまぬ努力は当然のこと、カカオの未来が素晴らしきものであるよう願っている。
ピエール・エルメ氏に師事後、1997年に独立しパリに出店。2007年にM.O.F.取得。2013年にC.C.C.で5タブレット獲得。ルレ・デセール会員。現在サンジェルマン店を含む3店舗を運営。


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ボワット モンブラン(6個入) ¥3,780(税込み)
〈マロンにおぼれて〉マロンクリームがたっぷり。
柚子、洋梨、フランボワーズなど6種の風味アリ。
A.ユズ:マロンクリームとユズ風味パート・ド・フリュイ
B.フレーズ:マロンクリームとイチゴ風味パート・ド・フリュイ
C.パッション:マロンクリームとパッションフルーツ風味パート・ド・フリュイ
D.ポワール:マロンクリームと洋ナシ風味パート・ド・フリュイ
E.フランボワーズ:マロンクリームとフランボワーズ風味パート・ド・フリュイ
F.アブリコ:マロンクリームとアプリコット風味パート・ド・フリュイ


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名称:チョコレート菓子
原材料名:マロンペースト(栗、砂糖、バニラビーンズ)、砂糖、バター、チョコレート(砂糖、ココアバター、全粉乳、カカオマス)、マロンクリーム(栗、砂糖、バニラビーンズ)、ぶどう糖、フルーツピューレ(洋梨、いちご、ラズベリー、パッションフルーツ、あんず、レモン、転化糖)、ココアバター、スピリッツ、ゆず果汁、ライム果皮、リキュール、あんずエキス、乳化剤(大豆由来)、香料、甘味料(イソマルト)、ゲル化剤(ペクチン)、酸味料、着色料(ウコン、青1、酸化チタン、赤102、黄4、黄5、赤40、カラメル)
内容量:6個
原産国名:フランス
賞味期限:2015年2月15日 (1/29購入)
3,500+税280=3,780円 / 岩田屋 サロン・デュ・ショコラ催事場


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スリーブはオフホワイト地にブランド名は茶色で、モンブランの渦巻き状のフォルムを各フレーバーカラーで色とりどりに描いてあり、向かって左側側面は山吹色で、右側側面には赤茶色でロゴマークが入っていて、裏面に商品情報のシールが貼られています
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箱の蓋はオレンジ地×クリームイエロー、受け側は焦げ茶色で、裏面にはフランス語でびっしりと書かれています
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蓋を開けると黒のクッション紙が入っていて、通常他にも乗せてある場合は透明な薄いフィルムが多いですが、銀色のロゴが入った厚めのシートが乗せられていて凝っていますね
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ペール~ライト~ブライト位のやさしい色調で それぞれのフレーバーのイメージカラーを使ってモンブランを描いてあるようで、全体的にはほんのり洋酒の入ったモンブランのような マロンだけじゃない雰囲気と、少しジンジャーのような感じもあり、ミルクチョコらしい甘味も香ります


A.ユズ:マロンクリームとユズ風味パート・ド・フリュイ
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柚子というと黄色のイメージなんですが、原材料にライム果皮もあるのでその緑のイメージなんでしょうか?
柚子の爽やかな良い香りで後からモンブランがふわっと香り、切ると柚子がしっかり香るんですがモンブランと相まって落ち着いた甘い香りです
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1mmにも満たない薄いコーティングですが上部だけ2層重ねてあり 落ち着いたミルクマロンといった感じで、上層はスポンジケーキをイメージするような ほろっとした食感でまろやかで、下層はゼリーなので食感の差も楽しめるし かなり甘味はあるんですが柚子の爽やかさで食べやすく、一緒に食べると柚子をモンブランが包み込み意外と柚子とモンブランが馴染んでいて新鮮です


B.フレーズ:マロンクリームとイチゴ風味パート・ド・フリュイ
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こちらはピンクで可愛らしく、甘酸っぱい苺というよりも甘味の方が強めの苺の香りで ユズよりはモンブランの香りを感じられ、煮詰めたような濃厚なストロベリー感があるんですがやはりこちらもどこか落ち着いた雰囲気です
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こちらの方がコーティングのマロン感を感じられ、パート・ド・フリュイは濃厚なのにどこか落ち着いていて、全体でも苺の味わいの方が強めで ストロベリーソースがけのモンブランといった感じですが、言葉のイメージより違和感がなくマッチしています


C.パッション:マロンクリームとパッションフルーツ風味パート・ド・フリュイ
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パッションというと濃いイエロー系のイメージだったんですが こちらはオレンジ系の色合いで、熟してそうな深い甘味ある香りがモンブランと合っていて 味わい深そうなどっしりとしたモンブランをイメージする香りですが、切るとモンブランの方が香るようになります
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パッションフルーツが凄くジューシーで、全体で食べても初めはモンブランが分からないくらいなんですが、ほんのり甘酸っぱさも感じれつつも段々モンブランの味わいに落ち着いていき、組み合わせが面白いですね


D.ポワール:マロンクリームと洋ナシ風味パート・ド・フリュイ
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洋ナシは薄いイエローで、言われてみれば洋ナシかも という位のほのかな香りですが その分モンブランの甘味がすっきりと香り、切ると更にモンブランらしさが広がります
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パート・ド・フリュイだけで食べても洋ナシの味わいは控え目なんですが食感がかなり残っていて、上層+コーティングだけよりも甘味が増すといった位なので、純粋なモンブランが好きな方にはこちらが良さそうですね


E.フランボワーズ:マロンクリームとフランボワーズ風味パート・ド・フリュイ
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フランボワーズはハッキリとした赤で、Bフレーズよりは甘さを感じるもののフランボワーズが爽やかに香り その分モンブランは控え目で、切るとモンブランが分からない程にフランボワーズが広がります
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香りに対してパート・ド・フリュイは控え目な味わいですが、やはり全体で食べるとフワンボワーズがハッキリしているので、モンブランというよりもラズベリーケーキの方が近いイメージです

 
F.アブリコ:マロンクリームとアプリコット風味パート・ド・フリュイ
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アプリコットは少しオレンジ寄りの濃いイエローで、杏の甘酸っぱい香りを感じれつつもモンブランのまったりとした香ばしさも感じれて、パッションに似ているけれどこちらの方が軽く食べれるモンブランといったイメージで、切るとアプリコットの甘味がやさしく香ります
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フランボワーズの後だとパート・ド・フリュイがやさしい味わいに感じられ、アプリコットもモンブランもちゃんと味わいを感じられてバランスがいいです


ベリー系が好きな方にはBフレーズやEフランボワーズも良いと思いますが、AユズやCパッションもどちらかというとフルーツの味わいがしっかりあるので、モンブランが好きな方にはDポワールかFアブリコがオススメですね