HUGO&VICTOR のバレンタインラインナップは、カルネ・ド・マジに入っている 小説家マティアス・マルジューの作品をイメージした赤色の「スフェール・プティ・ベゼ:愛する女性にキスをする感覚を再現できる魔法のショコラ。オレンジ花風味のメレンゲをブラッドオレンジのガナッシュで包み込み、口に入れた瞬間にはかなく消えていきます。」が美味しいと聞いていたのと、カルネ・ド・マジは日本のサロン・デュ・ショコラ限定仕様なのもあって気になっていたのですが、全体的に甘そうな組み合わせだったので、同じのが4つ入っているのもあると賭けだなぁと思い悩んで初日は見送り、小さなカルネと組み合わせて買ってみようかと思ったものの、翌週行った時には小さなカルネだけ売り切れていて、SELECTION La Magieにもカルネ・ド・マジに入っている黄色の「スフェール・ミエール:ハチミツ入りキャラメルとシリアルパフが口の中に魔法をかけるショコラ。」で参加してあったので、被らずに産地別の食べ比べも出来てビターが沢山味わえるこちらを選んでみました


サロン・デュ・ショコラ2014公式サイトより…
HUGO&VICTOR ユーゴ&ヴィクトール フランス/パリ
『マジな小説、マジな手帳を読むように。
彼らのマジは一冊の本から。「恋人同士がいて、キスをするとなぜか女性が消えちゃうのね。そこで発明家だった男性は、キスしているみたいな感覚になるチョコを作るんだよ。で、それをずっと食べていたら、いつでもキスしているみたいになって、彼女もずっと彼のそばにいました ! っていう話。」ブラックユーモアも効いたマジなストーリー。彼らが綴るラブ・マジックは深い。
ユーグ・プジェ氏(右)は「ギ・サヴォア」のエグゼクティブ・シェフ・パティシエなどを経験。シルヴァン・ブラン氏(左)はマーケティング畑でその名を知られた人物。最強のペア。』

image
名前の通り金色の手帳(carnet)を模した箱にブランド名が型押しされていて、型押しの部分は黄色寄りのオーロラ加工がされ表面より白っぽく見えて、箱の表面は細かい凹凸があるので強い光沢というより上品な輝きで、箱は裏面からゴムで留めれるようになっていてゴムの方がキラキラ感があります
image
手帳というより本のような装丁で、側面にも本のタイトルの様にブランド名が型押しされているのですが、通常の本の場合タイトルは上部から書き始められるのに、逆になっているのが気になるところです…(ΦωΦ?)
image
image
image
他の側面は白地に金でラインが入っていて、等間隔じゃないのでパッと見るとリアル感があるんですが、105個入りのGrimoireは更にリアルでBOXだけでも欲しくなります

image
中には説明書きは無く厚紙が1枚入っているだけで、片面が金色・裏が白で開けると眩いです
image
ブースに置いてあったリーフレットは両面刷りの2ページずつでした
image
見た目だけなら表紙になっている黒のカルネ・サンク・セゾンのBOXが色や表面の細かい装飾の感じも好みだったんですが、フルーツ系が多く全体的に甘そうなのでこちらも見送りました…

image
Carnet Pure Origine Or (カルネ・ピュール・オリジン・オール)
「6ヶ国のカカオを食べ比べ出来るビター・ショコラと、ユーゴ&ヴィクトールの代表作がセットになったアソート。」

サロン・デュ・ショコラのサイトでは「〈金の手帳でございます〉香り高いカカオ・グランクリュを使ったショコラに加えて彼らの代表作もインプット。中身もゴージャス!」と紹介されていたのですが、サロン・デュ・ショコラのサイトとパンフレットはCarnet Pure Origine Or、箱裏面と公式HP(フランス)ではCarnet Or Pure Origineと語順が違っていて…日本向けだと変わるのでしょうか?(ΦωΦ?)
コロンビア、ベネズエラ、エクアドル、ペルー、トリニダード原産のカカオ・グラン・クリュを使用した、ショコラ好きにはたまらない香高いショコラに加え、ユーゴ&ヴィクトールの代表作をセットにした作品だそうです
ということで、左上から順に…



パレ・オール
image
image
くすんだ薄い黄色でブランド名の頭文字がプリントされ、切る前はハチミツのような甘味とほんのり香ばしさを感じて、切ると少しバニラのような香りもしますが、コーティングはパリッと薄めでしっかり苦みがあり、中は少しバニラ風味があるような生クリーム感がたっぷりなので、ビターさを感じながらもまったりと楽しめます




ヴァニラ
image
image
表面が軽く波打っていて、少し爽やかさのある落ち着いた軽めのビターな香りから、切ると森林を思わせるような香りが広がって、少し酸味と甘味のあるビターコーティングに、ガナッシュはハーブでも入っているかのような活き活きしたバニラの味わいが豊かで、普通のバニラとは違う独特な雰囲気がありますが食べやすいです



トリニダード
image
image
対角線にシャープな盛り上がったラインがあり、ほんのりスパイシーそうな香りから、切るとフルーティーさも感じられる香りで、コーティングは香ばしさとしっかり苦味があり、ガナッシュは甘味と香ばしさがあって、一緒に食べるとなぜかフルーティーさのある甘味を感じれて面白く、最後はビター感で締まります




ジョルジュ・アマド
image
image
対角線に白のラインが沈んで入っていて、ミルクキャラメルのような甘い香りから切るとナッツと醤油のような少し濃い味がしそうな香りを感じ、少しミルクっぽい甘味のあるビターコーティングの中は2層になっていて、ピーカンナッツのプラリネはシャリシャリした食感で甘さもあるけど香ばしく落ち着いた味わいで、全体的には甘さ控えめになりバニラの味も感じられたりチョコも味わえたりと色々楽しめます




ベネズエラ
image
image
対角線に深い溝が入っていて、落ち着いた軽いビターな香りから切ると少し酸味や甘味を感じるようなビター感ある香りに変わり、コーティングは初め甘味を感じるけど苦味に変わっていき、ガナッシュは甘味→クリーム感→香ばしさ→苦味→酸味~と様々に移り変わっていくので味わいを楽しめます



エスプレッソ
image
image
砕いたコーヒー豆がトッピングされているので切る前からビターなコーヒーの香りがして、切ると香りが強くなり、コーティングからも香ばしいコーヒーの味が感じられてコーティングだけだと後味は苦味が強めですが、ガナッシュは程良い甘味とミルク感もあるので苦味も強くなりすぎず、トッピングのカリカリした食感も楽しめつつ最後はスッキリとまとまります




コロンビア
image
image
うっすら盛り上がった点が円状に8個並び仄かに甘みがありそうなビターな香りがして、コーティングはナッツのような香ばしさと甘味がありつつ後味は苦味があって、ガナッシュは少し香ばしさがあるけど生クリーム感が強めで、一緒に食べると程良いビター感がありつつまったりとしていて、後味に香ばしさが残ります




パレ・アルジャン
image
image
白でロゴがプリントされていて、香ばしさのあるビターな感じが切ると甘味がありそうなビターの香りになり、コーティングは香ばしく苦味を感じて、ガナッシュはまったりと生クリーム感があるのに少し爽やかさや甘味もあって、コーティングとのバランスが良いです




キャラメル
image
image
塩がトッピングされていますが香りはむしろ甘味がありそうで、切っても爽やかな甘さを感じられ、コーティングのチョコ自体にも塩味がありますが、トッピングも塩辛さより塩の旨味を感じられて、ガナッシュだけでも塩の旨味の後にキャラメルの味がきて、キャラメルは甘すぎないけど塩が引き立てると甘味も出たりと味が移り変わり、最後はコーティングの程良いビターさで調度良くまとまります
Bonbon chocolat Grand Cruのキャラメルサレも塩辛さじゃなく旨味があって美味しかったのですが、こちらのキャラメルもフルール・ド・セルを使ってあると書かれてあるところもありました



ペルー
image
image
角に1ヵ所Cから枝分かれした点が付いたような盛り上がった模様があり、ほんのり香ばしめのビターの香りで、コーティングも香ばしくカカオの旨みがあり、ガナッシュは少し酸味を感じるフルーティーさがあってスッキリとまとまります




エクアドル
image
image
真ん中に山のような出っ張りがあり、ほんのりビターの香りがして、コーティングは香ばしさと甘味がありつつ後から苦味が出てきて、ガナッシュは生クリーム感があり爽やかな甘さなので食べやすいです




カラカス
image
image
端に2本盛り上がったラインが入っていて、ほんのりスモーキーさと酸味がありそうな香りから切ると少しフルーティーな感じの香りになり、コーティングはスモーキーな香ばしさがあるけど旨味があって、ガナッシュは甘味あるまろやかなビター感で食べやすいです


全体的にコーティングはしっかり苦みのあるビターチョコが多いので、ホワイト~ミルク派の方には苦味が強く感じると思いますが、ビターながらも色々な味わいを楽しめたり、産地別はそれぞれ異なるんですが1粒に決めきれない位どれにも良さがあって食べ比べできるので、ビター派の方には満足できるアソートだと思います
食べやすいので機会があれば105粒入りのGrimoireも挑戦してみたくなりますね



image
商品名:Carnet Or Pure Origine
名称:チョコレート菓子
原材料名:カカオマス、生クリーム、砂糖、ココアバター、バター、転化糖、ピーカンナッツ、ソルビトール、全粉乳、ぶどう糖、アーモンド、コーヒー豆、バニラ豆、食塩、香料、レシチン(大豆由来)、着色料(黄4、黄5、二酸化チタン、β-カロチン)
内容量:12個
原産国名:フランス
3,990円/岩田屋 サロン・デュ・ショコラ催事場



image
ショップバッグは黒地に白文字、持ち手は黒の薄手のグログランリボンでパッと見はシンプルですが、表と裏で柄が違い、裏は箱の裏面と同じ柄になっているのと、内面まで細かなロゴが並んでいてオシャレです
image
image
image